卒業研究ゼミの配属が決まり、スポーツ栄養を卒業研究のテーマに選んだ3年生(2期生)の秋元和恵さんと篠原春佳さん。後期が始まる直前の2011年9月、学科長の吉池教授と対談を行いました。
篠原) 高校生の時って中学の校則の束縛からも逃れて、自分で自由に間食や買い食いしますよね。お菓子は絶対食べてました!やっぱり基本的な食生活を正していくというか指導していく必要もあるんじゃないかなと思います。
秋元) 私はマネージャーだったんですけど、選手達の食事は菓子パンがすごく多かったです。例えば、朝学校に来てすぐにフランスパンを1本食べて、ジュースを飲んで授業を受けて。お昼は購買でチーズがたくさん乗ったパンを食べて、部活の前の間食にもやっぱり菓子パンが多かったですね。きちんとした食事は取れてない子が多いのかなって感じました。逆に女の子達は太るのが嫌だからって食べない子も多くて・・・。
吉池学科長) 3年生になって、1・2年生の時と大きく変わったこととしては、管理栄養士としての実践科目が多くなったということだよね。給食経営管理や公衆栄養学、そしてそれぞれの臨地実習に行かせていただいたり。そしていよいよ後期から卒研ゼミで、特に自分の研究したい!ということを始めるぞと。今がその一番「輝いている」時期だと思うんだけど。
秋元・篠原) (照れ笑い)
秋元) これまでの授業の中では、スポーツ栄養はそれほど重点的にやってなかったので、解らないことが多くて大変です。
篠原) スポーツ栄養の勉強は、本格的にこの夏休みから始めました。今までは先生にいっぱい面倒を見ていただいてたのですが(笑)、これからは自分でやらなければ!っていう焦りもあります。後期からは卒業研究以外の授業は少なくなりますし、自主的にガツガツやって行く時期なのかなって感じてます。
吉池学科長) 10月になって本格的にゼミで勉強するようになったら、スポーツ栄養の中でも特に何を研究していきたいですか?さらにその先の目標は?
学科長 吉池信男教授
吉池学科長) 強い人をより強くするというだけでなく、もともとの食生活にあまり気遣っていなくて問題があるとか、全般的に子供たちの食生活が乱れているといった現状があるので、そこを良くすることによって、競技力が上がるということもあると思う。もともと運動している高校生たちは、やっぱり食事に問題はあるんでしょうか?これから詳しく研究していくと思うんだけど、自分自身の経験を踏まえてどう思います?