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健康科学部看護学科

授業科目 基礎看護実習Ⅱ
科目概要・形式 2単位 90時間 必修 配当年次 2年 後期
科目責任者 木村 恵美子

担当者 角濱春美・木村恵美子・福井幸子・藤本真記子・小池祥太郎・市川美奈子・小林昭子・沼田祐子

1.科目のねらい・目標

1)目的
  患者への看護援助の実践を通して対象を総合的に理解し、看護過程の展開ができる基礎的能力を養う。また、看護者に必要なコミュニケーション能力、クリティカルシンキング力ならびに倫理的な態度を身につける。
2)目標
 (1)受け持ち患者を総合的に理解し、看護過程の展開ができる
 (2)患者の個別性に合わせた看護援助が実施できる
 (3)患者及び患者をとりまく人々と良い関係を持ち、看護者としてふさわしい行動をとることができる
 (4)実習での経験を通し、看護について考えることができる

2.授業計画・内容

1)実習方法
  成人期から老年期にある患者1名を受け持ち、看護師・教員の指導のもとに、看護過程を展開しながら、看護援助を実施、評価する。
 (1)平成29年度の実習期間(前半グループ、後半グループに分かれて実施)
     オリエンテーション:10月20日(金)
     前半グループ:10月23日(月)~11月2日(金) うち学内演習日10月27日(金)
     後半グループ:11月6日(月)~11月16日(木) うち学内演習日11月10日(金)
 (2)実習施設:青森県立中央病院、あおもり協立病院 
2)実習内容
 (1)患者の状態に合わせた援助を、安全・安楽に実施する。
 (2)受け持ち患者に看護過程を展開する。
   ①記録類や患者とのコミュニケーションに加え、フィジカルアセスメントや、日常生活の援助を通して様々な方向から情報を集める。
   ②一つひとつの情報の持つ意味を考え、原因、誘因、どのように関連しているか等を考えて、情報の整理・解釈・分析を行う。
   ③受け持ち患者の看護上の問題点を明確にし、優先順位が高く、自分が関わることができる問題点を選んで看護計画を立案する。
   ④立案した看護計画に基づいて援助を行い、患者の反応から看護過程の評価・修正を行う。
 (3)カンファレンスやレポート等を通して、看護についての考えを深める。

3.教科書

実習要項等は事前に配布

4.参考書

受け持ち患者の看護過程の展開とその振り返りを深めるために必要な書籍

5.成績評価方法

実習目標の到達度(実習の内容・実習記録、実習態度、レポート)で評価する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 授業評価は全ての評価項目において大学全体の平均を上回り、特に「授業の興味・関心」、「将来の学習動機」が高い評価でした。今後も、臨地実習だからこそ得られる貴重な経験を大切にし、よりいっそう達成感が得られるように指導にあたりたいと考えています。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 これまでの看護についての学習全てを活用して実習を行いますが、特に、実践基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、看護過程、看護過程演習、ベーシックヘルスアセスメントの復習を十分に行って実習に臨んでください。基本的な援助技術は確実にできるように、実習室等で練習を重ねてください。