海外学術・国際交流助成について

 

海外学術・国際交流助成

ヘルスプロモーション戦略研究センターでは、公立大学法人青森県立保健大学国際交流ポリシーに基づく、保健、医療及び福祉分野の向上(ヘルスプロモーション)について、個人又は学内外の個人・団体等の複数と組織して、海外で行った学術・国際交流を支援するため、本学の教員を対象に活動費用を助成しています。

 

参考:国際交流ポリシー

 

令和7年度

申請者所属

理学療法学科

申請者職・氏名

教授 篠原 博

目的

学会への参加、発表

実施地(国名・地域名)

韓国 済州島

実施期間

2025年10月25日~27日

実施内容及び成果

韓国・済州島で開催された国際学会「WCKSS2025(World Congress of Kinesiology and Sports Science 2025)」に参加し、ポスター発表を行いました。本学会は運動科学やスポーツ医科学の分野で世界的に著名な研究者が集まり、最新の知見を共有する国際会議です。私は「Relationship between Foot Center of Pressure, Ankle Joint Center, and Peroneus Longus Activity during Steady-State Walking(定常歩行における足圧中心、足関節中心、長腓骨筋活動の関係)」という題目で発表を行いました。
本研究では、歩行中の足の裏の力のかかり方(足圧中心)と足関節の動き、そして外くるぶし付近にある長腓骨筋という筋肉の働きの関係を解析しました。その結果、足の安定性を保つために、長腓骨筋が微妙なバランス調整に重要な役割を果たしていることが明らかになりました。これらの知見は、歩行のリハビリテーションや高齢者の転倒予防、さらにはスポーツ動作の安定性向上にも応用できる可能性があります。
会場では、アメリカ・韓国・台湾などの研究者から多くの質問や助言をいただき、筋活動解析や足部機能研究の国際的な動向を学ぶことができました。また、他国の研究者と共同研究の可能性について意見交換を行い、今後の国際的な連携のきっかけにもなりました。
今回の学会参加を通じて得られた経験や知見は、今後の研究活動や学生教育、地域住民への健康支援活動にも活かしていく予定です。特に「歩き方の科学」をわかりやすく伝え、地域のスポーツ活動や健康寿命の延伸に貢献できるよう努めてまいります。

活動の様子

 

 

   

 

 

申請者所属

理学療法学科

申請者職・氏名

准教授 渡邊龍憲

目的

2025 World Congress on Kinesiology & Sport Science(2025 WCKSS)に参加し姿勢制御中の神経活動に関する発表を行い,他の参加者とディスカッションする.また,運動学分野の最新の知見を得る.

実施地(国名・地域名)

韓国 済州市

実施期間

2025年10月25日~27日

実施内容及び成果

このたび,韓国・済州市で開催された 2025 World Congress on Kinesiology & Sport Science(2025 WCKSS) に参加し,大変貴重な学会発表および国際的な交流の機会を得ることができました.当研究室(認知運動神経科学)に所属する大学院生とともに参加し,姿勢制御中の神経活動に関する研究成果についてポスター発表を行いました.発表では,視覚情報を用いて姿勢を保つ際の脳と筋の協調的な働きを電気生理学的手法で解析した結果を紹介し,多くの研究者から質問や助言を受けました.特に,中国,韓国,インドなどアジア各国の研究者と深いディスカッションを行い,実験手法やデータ解釈の視点など,今後の研究発展につながる有益な意見を得ることができました.学会は国際色豊かで,若手からベテラン研究者まで活発に議論が交わされており,研究に対する熱意や多様な視点に強く刺激を受けました.
また,日本から参加していた他大学の研究者とも意見交換を行い,研究テーマや指導法に関して共通する課題を共有できたことは大きな収穫でした.学会全体を通して,運動学や神経科学の分野で進展している最新の知見を幅広く学ぶことができ,特に脳活動と運動を結びつけた研究が国際的にも注目されていることを再確認しました.さらに,本学会には理学療法関連の参加者も多く,アジア圏における理学療法の研究動向や臨床応用の広がりについて理解を深めることができました.今回の参加を通じて,研究成果を国際的に発信する意義を改めて実感するとともに,他国の研究者とのネットワーク形成が今後の共同研究につながる可能性も感じました.今回得た経験は,今後の研究活動の質を高めるだけでなく,学生への教育においても最新の国際的知見を伝える上で大いに役立つと感じています.今後も本学会で築いたつながりを生かし,地域と世界を結ぶ研究・教育活動を一層推進していきたいと考えています.

活動の様子

 

 

申請者所属

理学療法学科

申請者職・氏名

助教 吉田 司秀子

目的

ACFS 2025 アジアフレイルサルコペニア学会参加のため

実施地(国名・地域名)

台湾(高雄市)

実施期間

2025年10月17日~18日

実施内容及び成果

2025年10月17日から18日にかけて、台湾・高雄市で開催された「第11回アジア・フレイル・サルコペニア学会(The 11th Asian Conference for Frailty and Sarcopenia:ACFS2025)」に参加しました。この学会は、健康づくりや介護予防をテーマに、アジアの研究者や医療関係者が発表・意見交換を行う国際会議です。
私は「働く女性の年齢別にみた身体活動と疲れの特徴(Physical Activity and Fatigue in Working Women by Age Group)」というテーマでポスター発表を行いました。
この研究では、働く女性159名を対象に、筋肉量や脂肪量、1日の動きの量、感じている疲れなどを年代ごとに比べました。その結果、年齢によって大きな身体の差はみられませんでしたが、活動の内容に違いがありました。若い世代では強度の強い活動が多く、年齢が上がると強度の弱い活動が中心になる傾向がみられました。働く女性の身体の構造が年齢によって違いがなかったことで、長く働き続けることが身体の状態を保つうえで役立っている可能性も感じられました。
学会では、海外だけでなく日本を含め、各地域で工夫された健康教室や体験イベントなど、地域の特色を生かした健康づくりの取り組みが多く紹介されていました。どの国でも「生活習慣を整え、できるだけ長く自分の力で暮らすこと」を大切にしている点は共通しており、地域に根ざした活動・そういった取り組みをするグループの重要性を改めて実感しました。

活動の様子

 

 

令和6年度

申請者

健康科学総合教育部門 特別助手 梅﨑 泰侑

目的

国際学会における学会発表のため

研究・実施地

Bali, Indonesia

実施期間

令和6年9月26日~令和6年9月28日

実施内容

学会発表、現地参加者とのディスカッション

本学の教育、研究、大学経営に活用できると見込まれる内容

各シンポジウムへの参加や聴衆とのディスカッションを通じて、最新のスポーツ医学、外傷予防に関する知見を得ることができた。この新しい知見をもとに、今後の研究のさらなる発展を目指す。さらに新たに国内外の研究者との関係性を構築することもできたため、今後より広範囲の研究データを活用したり、共同研究の開始など他大学や研究機関と連携し、研究の質をさらに向上させていきたい。

成果の具体的な活用方法(公表・発信の予定、計画等)

初めての国際学会に参加し、海外の研究者とのディスカッションを通じて、自身の研究成果の解釈を今一度考え、考察を深めることができた。助言いただいた視点も含めて考察を深め、スポーツ医学やリハビリテーションに関する国際的なジャーナルに投稿する予定である。

 

令和5年度

申請者

理学療法学科 教授 篠原 博

目的

World Physiotherapy Congress 2023での参加および発表

研究・実施地

Dubai、UAE

実施期間

2023年6月2日~2023年6月4日

実施内容

「Changes in knee joint angle during 1-hour of walking after anterior cruciate ligament reconstruction」というタイトルにて学会発表を行った。

本学の教育、研究、大学経営に活用できると見込まれる内容

本学会で発表された研究成果は、学部から大学院に至るまで、運動学関連の教育および研究に新しい視点を提供するものとして捉えられる。特に、この研究で開発された測定システムは、他の大学でも参考にされるほど革新的であり、大学院への進学を希望する学生の増加にも寄与すると期待される。

成果の具体的な活用方法(公表・発信の予定、計画等)

現在、論文化を進めている。具体的にはサンプル数をあと数名増やした上での公表を予定しているため、今年度中に論文化を行う予定である。
地域貢献を含めて研究を進め、論文等で公表したい。青森県には超高齢で短距離走を実施している高齢者もおり、そのような方々を測定するなど、青森と全国、世界を繋げるような活動も計画したい。

 

 

申請者

理学療法学科 准教授 渡邊 龍憲

目的

世界理学療法連盟主催のWorld Physiotherapy Congress 2023に参加し非侵襲的脳刺激法に関して発表すること

研究・実施地

アラブ首長国連邦・ドバイ

実施期間

令和5年6月2日~令和5年6月4日

実施内容

World Physiotherapy Congress 2023に参加し非侵襲脳刺激法のひとつである経頭蓋静磁場刺激が脳活動に与える影響について発表すると共に世界各国から集まった理学療法士と議論した。

本学の教育、研究、大学経営に活用できると見込まれる内容

海外の優秀な研究者との議論により関連知識を高め国際学術誌への投稿・掲載が期待される.また,非侵襲的脳刺激法を含めた理学療法に関する最新の科学的知見や研究手法等を他の教員および学生と共有することで,本分野の世界的な動向を踏まえた研究・教育の発展が期待される。

成果の具体的な活用方法(公表・発信の予定、計画等)

本活動について本学インスタグラムにて発信した.また,本学教員等に対してセミナー等を開催予定である。