看護情報学

健康科学部看護学科

授業科目 看護情報学
科目概要・形式 1単位 15時間 選択 配当年次 3年後期
科目責任者 村上 成明 担当者 村上 成明

1.科目のねらい・目標

 看護情報を含む医療情報全般の特徴、活用時のポイント、医療現場における実践的な取り組み等について理解を深め、医療・看護情報を有効に扱うリテラシーを習得するとともに、今日的な課題について考察する。

2.授業計画・内容

第1回 看護情報学の理解
・看護情報学の焦点および発展の過程
・データ・情報・知識の違いと特徴

第2回 情報の共有
・情報共有の条件
・コミュニケーション

第3回 コンピュータリテラシーと情報リテラシー
・コンピュータの構造と機能
・情報リテラシー

第4回 医療情報システム
・電子カルテシステムならびにサブシステム
・標準化

第5回 情報倫理と法
・守秘義務・個人情報保護・プライバシー保護・情報漏えい
・インフォームドコンセントとアカンタビリティ

第6回 病院における活用-1
・看護への活用
・クリニカルパスによる診療

第7回 病院における活用-2
・Total Quality Management
・Knowledge Management

3.教科書

太田勝正, 前田樹海 編著:エッセンシャル看護情報学 第2版, 医歯薬出版株式会社, 2014
(ISBN-10: 426323586X  ISBN-13: 978-4263235867)

4.参考書

必要に応じて、授業の中で紹介する。

5.成績評価方法

授業への参加度(20%)、筆記試験の結果(80%)。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 時事に即した内容を取り上げるとともに、それらに対して自分なりに考え、意見をもってもらうことで自己学習の促進を図る。また、口述による講義のほかに視聴覚教材を併用し、円滑に理解を深めてもらう。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 昨今、医療施設では、急速にITの活用が進んでいるが、一方で、職員への教育が十分に行き届いておらず、個人のリテラシーの差が少なからず本業の遂行に影響を与えている。そのような状況を考慮し、この機会に基礎知識を獲得しておくことで、今後のさまざまな活動に役立てることができる。

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