人間と演劇
科目・科目群 | 人間総合科学科目・芸術と創造 | |||||
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科目名 | 人間と演劇 | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 2年 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 工藤 千夏 | 学内連絡教員 | 山田 真司 | |||
科目担当者 | 工藤 千夏 | |||||
身につける力 | 自らを高める力 | |||||
学習キーワード | 教養、表現力 |
1.科目のねらい・目標
演劇は、人間の感情や他者との関係性を考えるのにもっとも適した芸術です。俳優育成のためのレッスンからコミュニケーションに特化したプログラムを選び、実際に演じること・感じることを体験してもらいながら、本学の柱である「保健医療・福祉と人間」を考えていきます。人の気持ちがわかる人間を育成するためのワークショップです。シアターゲーム、DVDや劇場での観劇、エチュード(即興演劇)の体験等を楽しんでいるうちに、口に出している言葉の裏の深い気持ちを慮ることのできる人間性が育まれます。
どんな職業に就こうと、劇場という場所に無縁な生活を送ろうと、生きていく限り人は人と関わります。授業自体が、受講生の経験として生かされる時間になることを目指したいと思います。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 演劇コミュニケーション(1)自己紹介―説明する力と聞く力①
第2回 演劇コミュニケーション(2)プレゼンテーション―説明する力と聞く力②
第3回 演劇コミュニケーション(3)嘘自己紹介 日常会話のドラマ①
第4回 演劇コミュニケーション(4)挨拶、世間話、日常会話のドラマ②
第5回 演劇コミュニケーション(5)車椅子のエチュード①
第6回 演劇コミュニケーション(6)車椅子のエチュード②
第7回 演劇コミュニケーション(7)ドラマを楽しむ①(DVD観劇)
第8回 演劇コミュニケーション(8)クレームの心理①
第9回 演劇コミュニケーション(9)クレームの心理②
第10回 演劇コミュニケーション(10)物語を遊ぶ①
第11回 演劇コミュニケーション(11)ドラマを楽しむ②(DVD観劇)
第12回 演劇コミュニケーション(12)ディベート「命」を演じる①
第13回 演劇コミュニケーション(13)ディベート「命」を演じる②
第14回 演劇コミュニケーション(14)ディベート「命」を演じる③
2.方法
ワークショップ形式。演劇体験型の授業です。
3.準備学習
特に必要ありませんが、日頃から、演劇、映画、読書に興味を持ってもらえたらうれしいです。
3.教科書
なし。必要に応じてコピーを配付します。
4.参考書
なし。
5.成績評価方法
ワークショップにおける取り組みの姿勢(50%)と達成度(20%)。および体験の感想リポート(30%)。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
演劇公演はその芝居を観ている観客とともに作り上げるという特質がありますが、このワークショップもまた、受講する学生と一緒に創り上げる時間です。受講生の人数、参加意欲によってより充実した授業になるよう、フレキシビリティを持って対応したいと考えます。そのため、シラバスのタイトルどおりの授業構成とはならない場合があります旨、ご了承ください。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
演劇経験は問いません。登録学生数等によって、ワークショップ内容の順番は変更の可能性あります。また、授業回をまたがってそのテーマを続ける場合があります。
※授業期間とタイミングが合えば、講師の関わっている青森市内で上演される演劇を実際に観劇(無料招待)し、その感想をリポートとして提出する授業に振替の可能性あります。