介護福祉論

1.科目のねらい・目標

介護を必要とする人々の自立を支援し、尊厳を支える介護の視点および支援技術の基本について学習する。また介護と関連領域との関係を理解し、多職種との連携・協働によるチームケアの必要性について理解を深める。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

１．授業計画・内容
第1回　　　介護を取り巻く状況
第2回　　　介護の歴史と介護の場
第3回　　　介護の目的、対象と範囲
第4回　　　介護と関連領域との関係
第5回　　　介護専門職の職業倫理
第6回　　　介護過程の展開
第7回　　　ICFによる利用者理解
第8回　　　介護関係維持のための技法（観察、コミュニケーション）
第9回　　　生活支援技術の基本（食事の介護、排泄の介護）
第10回　　 生活支援技術の基本（入浴の介護、身じたくの介護）
第11回　　 生活支援技術の基本（医療的ケア）
第12回　　 生活支援技術の基本（体位交換・移動の介護）
第13回　　 生活支援技術の基本（福祉用具の活用）
第14回　　 介護家族への支援
第15回　　 終末期の支援

２．方法
第1回～第8回、第14回～第15回は講義とグループワークを中心に行う。第9回から第13回は、講義のほかに実際の介護動作を学ぶ。

３．準備学習
授業の中では介護に関する専門用語も使用します。必ず説明をしますが、自らも調べて理解する習慣を身につけてください。

3.教科書

西村洋子　編：「介護の基本・最新介護福祉全書３・介護・第5版」　メヂカルフレンド社　
ISBN978-4-8392-3166-8

4.参考書

授業のなかで適宜、紹介する。

5.成績評価方法

授業への参加態度（40％）、定期試験（60％）により評価する。

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

教科書の他、随時資料を作成して配布し、学習の理解度が深まるように努めます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
生活支援技術（計5回）では、実際の介護動作を学びますので、動きやすい服装で参加してください。