高齢者福祉論Ⅰ

1.科目のねらい・目標

１．高齢者福祉の理念や目的を理解する。
２．高齢者の身体的・精神的・社会的な特性や現代を生きる高齢者の生活諸相について理解する。
３．高齢者福祉の関係法規を学ぶ。特に介護保険法については制度の基本的枠組みの他、具体的なサービス体系を学ぶ。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

１．授業計画・内容
第1回　　高齢社会とは
第2回　　現代の高齢者を取り巻く生活諸相
第3回　　高齢者の特性
第4回　　わが国における高齢者福祉の歴史的変遷
第5回　　老人福祉法の目的と理念、法の概要
第6回　　介護保険法の全体像、制度創設の背景、目的と理念
第7回　　介護保険制度改正の経過
第8回　　介護保険財政の仕組み
第9回　　介護保険制度における保険者と被保険者
第10回　 要介護認定の仕組みと認定プロセス
第11回　 保険給付の種類と介護報酬設定の仕組み
第12回　 介護サービスの体系と種類、内容
第13回　 地域支援事業の対象と事業内容
第14回　 地域包括支援センターの機能と役割
第15回　 介護保険制度のまとめ

２．方法
　教科書を中心とした講義形式。適宜、グループワークを取り入れる。

３．準備学習
　高齢者の生活に関する最新の社会の動きを理解するため、各種報道に関心を向けること。

3.教科書

社会福祉士養成講座編集委員会　編：『新・社会福祉士養成講座13　高齢者に対する支援と介護保険制度　第6版』、中央法規出版、2019、ISBN978-4-8058-5807-3

4.参考書

適宜指示する。

5.成績評価方法

定期試験（70％）、レポート等提出課題（30％）により評価する。再試験は実施しない。

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

毎回、授業終了後に質問や感想を受け付け、学生の理解度を確認しながら授業を進めます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
　授業でわからない点があれば積極的に質問してください。