社会生活と法

科目・科目群 人間総合科学科目・現代社会と生活
科目名 社会生活と法
授業形態 講義 単位数 2単位 選択・必修 選択  
配当年次 1年次 学期 後期 合計コマ数 15コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 大竹 昭裕 学内連絡教員 大竹 昭裕
科目担当者 大竹 昭裕
身につける力 自らを高める力
学習キーワード 教養、表現力、クリティカル・シンキング

1.科目のねらい・目標

 「法(法律)」は、ついつい無味乾燥なものと思われがちであるが、我々の社会生活の中で発生する様々な問題やトラブルを未然に防ぎ、またそれらを解決する役割を果たしている。ここでは、具体的な事例や判例を素材に法(法律)が果たしている役割を理解すると同時に、そこに含まれる問題点・課題を自ら考える力を培っていく。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

Ⅰ 授業計画・内容
 次のようなトピック例の中からいくつかを取り上げる。
1.入試小論文問題による法学入門
2.昔、親殺しがあった――法と道徳・法の下の平等
3.ベアテ・シロタを知っていますか――男女の平等
4.その再婚ちょっとまった――女性の再婚禁止期間
5.どうして私の姓を変えないといけないの――夫婦同姓
6.外に愛人をつくっておいて離婚してくれとは――有責配偶者からの離婚請求
7.私も父親になりたい――性同一性障害者による戸籍訂正事件
8.認知症の夫の行動は妻が監督すべし?――鉄道会社による認知症遺族への損害賠償請求
9.日常生活のなかのアクシデント――悪徳商法による被害から身を守る
10.昔なら打ち首獄門――死刑と残虐な刑罰
11.裁くのはあなた――裁判員制度
12.いきなりクビだなんて――雇用社会のルール
13.人間らしく死にたい――尊厳死・安楽死
14.残念ながら、それは持ち込めません――税関検査と表現の自由
15.私のことは忘れて下さい――インターネットと「忘れられる権利」
Ⅱ 方法
 講義形式で行う。ビデオ・DVDを鑑賞してもらう時間も設ける予定である。所々で小レポートの提出を求める。
Ⅲ 準備学習
 事前に配布される資料に目を通しておくこと。

3.教科書

 授業の際に、資料・レジュメ等を配布する。
 但し、各自任意の六法全書(例えば、『デーリー六法』(2021年版、三省堂))を用意すること。前期に「法学」を履修している社会福祉学科の諸君は、すでに購入している2020年版の六法全書でよい。

4.参考書

 授業の中で適宜紹介する。

5.成績評価方法

 学期末定期試験(80%)、小レポートと授業への参加度(20%)により評価する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 「法」に関する議論はとかく難しいという印象があるが、できる限り分かりやすい言葉で説明していく。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

 普段から、新聞、テレビニュースなどの報道に目を向けて下さい。様々な法的問題が提起されているはずです。

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