ジェンダーと社会

科目・科目群 人間総合科学科目・現代社会と生活
科目名 ジェンダーと社会
授業形態 講義 単位数 2単位 選択・必修 選択  
配当年次 2年 学期 前期 合計コマ数 15コマ
コース選択
該当なし
他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 廣森 直子 学内連絡教員 廣森 直子
科目担当者 廣森 直子
身につける力 自らを高める力
学習キーワード 教養、主体的学習力

1.科目のねらい・目標


 ジェンダーとは、社会的につくられた性差を意味します。性差には、生物学的な男女のちがいだけでなく、そのことを根拠とした性差別としてとらえられるものも含まれます。男女のちがいと性差別とを明確に区別することは容易ではありません。主張する人の立場の違いや考え方によって、とらえる事実やもののみかたは異なります。このような状況のなかで、人間の生き方、あり方は多様であることを前提としつつも、これまで「あたりまえ」と思い込んでいたことを問い直す視点として、ジェンダー概念は有効です。それは公のものだけではなく、私的な領域にも踏み込んでいきます。この授業では、毎回、トピックを設けて身近な問題としてのジェンダーについて考え、話し合い、相互理解を深めていくことをねらいとします。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等


1.授業計画・内容・方法

講義に演習の要素(グループワーク等)を取り入れつつ進めます。
 
第1回  ジェンダーという視点
第2回  生物学的性差とジェンダー
第3回  リプロダクション(子どもを産み、育てる)とジェンダー
第4回  ケアとジェンダー
第5回  文化・歴史のなかのジェンダー
第6回  「女らしさ」という課題・「男らしさ」のゆくえ
第7回  家族とジェンダー
第8回  性暴力とジェンダー
第9回  教育とジェンダー
第10回 メディアとジェンダー
第11回 労働とジェンダー
第12回 スポーツとジェンダー
第13回 セクシュアリティとジェンダー
第14回 社会政策とジェンダー
第15回 まとめ

諸事情により順序が入れ替わることがあります。

2.準備学習
 毎回の授業の講義内容やグループワーク課題について、自分なりに考えを深めること。グループワークが有意義な内容となるように準備しておくこと。

3.教科書

特に指定しない。授業で資料を配布する。

4.参考書

授業の中で適宜紹介する。

5.成績評価方法


 授業参加状況(授業中に課すグループワーク課題の提出)50%、個人レポート50%。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)


 この授業のグループワークは、「ジェンダーは社会的につくられる」、またはこれから皆さんが「つくっていくジェンダー」という側面から、ジェンダーに関わる自分の意見の主張、多様性の尊重(お互いの意見を大事にする)を通して、主体的に学んでほしいという意図で行っています。グループワークのルールや意図については授業内で説明を行いますし、グループの人数は履修者数から決定されますので、グループワークの運営については、皆さん自身の努力や配慮を求めます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)


ジェンダー視点で考えることは、ものごとを新たにとらえなおすことにもつながります。

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