ヘルスケアマネジメント論

1.科目のねらい・目標

ケアを必要とする人々（個人・集団・地域）のニーズに沿う支援をするための保健・医療・福祉職間の連携・協働の必要性、ヘルスケアマネジメントの具体的な展開方法と、その実践のための自己の専門領域の特性と他の専門領域との共通性について理解する。加えて、ヘルスケアを目的とした地域住民のヘルスリテラシー向上のための取り組みについても学ぶ。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

第１回 　ヘルスケアマネジメントとは　ヘルスケアマネジメントにおける保健師の役割と機能（千葉）
第2回 　ヘルスケアマネジメントの展開過程と社会資源の理解（工藤）
第3回 　ヘルスケアマネジメントにおける看護師の役割と機能（小野）
第4回　ヘルスケアマネジメントにおける理学療法士の役割と機能（川口）
第5回　ヘルスケアマネジメントにおける理学療法士の役割と機能（藤田）
第6回 　ヘルスケアマネジメントにおける社会福祉士・精神保健福祉士の役割と制度理解（工藤）
第7回　 ヘルスケアマネジメントにおける食と栄養の重要性と管理栄養士の役割（清水）
第8回 　青森市の保健医療福祉の現状（講師未定）

3.教科書

指定しない。

4.参考書

１）白澤政和：ケアマネジメント講座 第1巻 ケアマネジメント概論、中央法規出版、2000年、ISBN4-8058-1913-8.
２）福屋靖子、他：人間性回復ためのケアマネジメント、メジカルフレンド社、2000年、ISBN4-839-20909-X.
３）厚生統計協会編集：国民の福祉と介護の動向.
４）埼玉県立大学編集：IPWを学ぶ－利用者中心の保健医療福祉連携－、中央法規出版、2009年、ISBN978-4-8058-4868-5.
５)岡田進一:ケアマネジメント原論 高齢者と家族に対する相談支援の原理と実践方法、2011年、ISBN978-4-86351-038-8.
・その他の参考書は、授業の際に提示する。

5.成績評価方法

筆記試験で評価する。

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

４学科合同科目であり、それぞれの分野の基本事項から実践に直結した内容を伝えるため、学習範囲が広域であることを考慮し、できるだけ要点を示した授業にするように工夫をする。また、スライドや資料の見やすさへの配慮を行い、学習効果を高めるように努める。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
ヘルスケアマネジメント実習につながる授業です。日頃から保健・医療・福祉に関連するニュースやジャーナルに関心をもって積極的に授業に臨んでほしい。