老年看護援助論
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 老年看護援助論 | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 長内 志津子 | 学内連絡教員 | 長内 志津子 | |||
科目担当者 | 長内 志津子、福岡 裕美子、木村 ゆかり | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、問題解決力 |
1.科目のねらい・目標
加齢や健康障害により生じる高齢者特有の複雑な健康問題について、健康レベルに応じた援助方法について理解する。さらに日常生活に及ぼす影響を考え、生活機能を整え、健やかに老いるために必要な支援について学ぶ。
<目標>
1.疾病や障害によって起こる高齢者に特有の複雑な健康問題について理解できる。
2.健康レベルに応じたアセスメントと具体的な援助方法について理解できる。
3.加齢や健康障害が高齢者の日常生活に及ぼす影響が理解できる。
4.高齢者の個別性に応じた援助方法が理解できる。
5.高齢者の自立に向けた支援、社会参加と家族への支援方法について理解できる。
6.エンドオブライフケアに関する諸問題と看護について理解できる。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 治療を必要とする高齢者の看護
第2回 健康逸脱からの回復を促す看護①<症候のアセスメントと看護①>
第3回 健康逸脱からの回復を促す看護②<症候のアセスメントと看護②>
第4回 健康逸脱からの回復を促す看護③<脳卒中、パーキンソン病>
第5回 健康逸脱からの回復を促す看護④<嚥下障害と食生活の支援>
第6回 健康逸脱からの回復を促す看護⑤<肺炎、インフルエンザ、感染性胃腸炎、尿路感染症>
第7回 健康逸脱からの回復を促す看護⑥<骨折、骨粗鬆症>
第8回 エンドオブライフケア
第9回 生活・療養の場における看護の展開
第10回 高齢者のリスクマネジメント
第11~13回 演習:①高齢者の生活援助、②事例を通した高齢者の看護の展開(ペーパーペーシェントを用いた看護過程展開)、③演習の振り返り:グループワークにより援助の視点を共有する
第14・15回 健康逸脱からの回復を促す看護⑦<認知機能の障害に対する看護:TBL>
2.方法
第1~10回は一斉講義形式+ミニ演習、第11~13回の演習は患者-看護師役となり援助の実際を学ぶ。ペーパーペーシェントやTBL(チーム基盤型学習、第14・15回)を用いたアクティブラーニングを取り入れる。
3.準備学習
教科書を用いて、上記授業計画・内容に該当する部分の予習をして授業に参加する。
3.教科書
北川公子他:「系統看護学講座専門分野Ⅱ 老年看護学第9版」、医学書院、2018.ISBN 978-4-260-03186-8(1年次購入済)
山田律子編集:「生活機能からみた老年看護過程第3版」、医学書院、2016.ISBN978-4-260-02836-3(前期にて購入済)
亀井智子編集:「根拠と事故防止からみた老年看護技術第2版」、医学書院、2016.ISBN978-4-260-02498-3(前期にて購入済)
4.参考書
鳥羽研二:「系統看護学講座専門分野Ⅱ 老年看護 病態・疾病論 第5版」、医学書院、2018.ISBN 978-4-260-03172-1
その他の参考書は講義の際,随時提示する。
5.成績評価方法
定期試験:65%、講義内のミニ演習:25%、演習(記録物を含む):10%で評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
高齢者の健康障害の特徴を理解するために、事例を紹介したり体験学習を取り入れて工夫しています。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
・演習時は,白衣,ナースシューズを着用してくること。
・この科目は再受験は認めない。