がん看護
科目・科目群 | 看護学科専門科目・展開科目 | |||||
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科目名 | がん看護 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 鳴井 ひろみ | 学内連絡教員 | 鳴井 ひろみ | |||
科目担当者 | 鳴井 ひろみ、本間 ともみ | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、キャリア形成、多職種連携力 |
1.科目のねらい・目標
がんとともに生きる過程におけるがん患者及び家族の特徴を理解し、がんとともに生きる患者および家族への看護援助方法について学ぶ。
1)がん患者・家族が抱える問題を理解できる。
2)がん患者・家族を中心とした多職種による連携・協働を理解できる。
3)がん患者・家族がもつ問題を解決し、QOLを向上させるための看護介入方法を理解できる。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 がん看護における看護師の役割
第2回 がん看護におけるコミュニケーション(グループワーク)
第3回 がん看護における意思決定支援(グループワーク)
第4回 がん患者・家族が体験する喪失への支援(グループワーク)
第5回 がん看護における倫理的問題を解決するためのコーディネーション
第6回 がん患者・家族への看護介入の実際と効果
第7・8回 がんと共に安心して暮らせるまちづくりへの支援
(グループワーク、発表)
2.方法
がん看護に関する資料・視覚教材を用いた講義、臨床の場で活躍している看護師や多職種の活動内容についての講義、ロールプレイやグループワークを通して学生自ら考え体験する演習を通して、がん患者及び家族に必要な支援について学び、がんと共に安心して暮らせるまちづくりについて考えをまとめ発表してもらう。
3.準備学習
既習の成人看護援助論IVの内容を復習しておくこと。
「青森県におけるがん医療の現状と課題」、「がんと共に安心して暮らせる社会の構築」に関連する文献を検索し調べておくこと。
青森県がん情報サービスホームページの「がんと共生する~がん体験者の声と活動~がん体験者からのメッセージ(H28)」に収録されているがん体験者からのメッセージを視聴しておくこと。
3.教科書
氏家幸子監修:「成人看護学E がん患者の看護」,廣川書店,2006年.ISBN 4-567-58552-6(3年次前期購入済み)
氏家幸子監修:「成人看護学F 終末期にある患者の看護」,廣川書店,2006年.ISBN 978-4-567-58562-3(2年次前期購入済み)
4.参考書
小松浩子編集:「成人看護学総論(第15版)」,医学書院,2018.ISBN 978-4-260-03173-8(1年次後期購入済み)
小松浩子他:「系統看護学講座 別巻 がん看護学(第2版)」,医学書院,2017.ISBN 978-4-260-02763-2
大西和子,飯野京子編集:「がん看護学(第2版)-臨床に活かすがん看護の基礎と実践-」,ヌーヴェルヒロカワ,2018.ISBN 978-4-86174-070-1
他、必要に応じて授業の中で紹介する。
5.成績評価方法
提出物および授業への参加態度(40%)、グループワーク課題またはレポート(60%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
授業評価においては平均を超えて満足できる授業であると評価を得ています。講義だけでなく、ロールプレイやグループワークを通して、患者さんやご家族にとってがんになっても安心して暮らしやすい社会をつくるためにはどのようにすればよいのかについて、学生の皆さん自身が考えることができる授業内容となるよう工夫していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
成人看護援助論IVの内容を復習して、授業に臨むようにしてください。
講義の前までに、がん、がん看護、終末期・ターミナルケア、エンドオブライフケアなどに関する書籍(手記・概説・実践報告等)を検索し、関心のある本を熟読して臨むことで、授業への理解がより深まると思います。