コンプリメンタリーセラピー
科目・科目群 | 看護学科専門科目・展開科目 | |||||
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科目名 | コンプリメンタリーセラピー | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 木村 恵美子 | 学内連絡教員 | 木村 恵美子 | |||
科目担当者 | 木村 恵美子、河内 香久子(非常勤講師)、清水健史 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、問題解決力 |
1.科目のねらい・目標
1 科目のねらい・目標
今日の高度医療技術への期待と共に補完・代替療法が見直されてきている。そこには、人間を精神・身体・霊性の総合体であり、ホリスティックに生命活動を展開している存在としてとらえなおし、内なる治癒力を高めようとするダイナミックなアプローチへの期待がある。
ここでは、ホリスティックアプローチの原点になっている伝統医学の培ってきた英知と現代医学の成果を統合的に、そして今日の国内外をも含めたコンプリメンタリーセラピーの流れを概観する。その中から、看護介入として有効な幾つかの技法について基礎理論を学び、基本手技を実技体験する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
人々の苦痛を取り除き、少しでも楽に過ごせるために看護の技がどのように役立つかを考えながら、次の内容を講義・演習する。
1回目 :コンプリメンタリーセラピー(Complimentary Alternative Medicine:CAM)総論
1)からだ(生命体)の見方、CAMの知恵、ホリスティックナーシング、
環境とのつながり、 CAMの一般的利用方法、看護場面での活用など
2)伝統医学のからだの見かた:中国伝統医学、インド医学、チベット伝統医学、
生態系を視野にいれたからだの捉え方
2回目 :自律訓練法の理論と実際(バイオフィードバック法)
3-4回目:リラクゼーションの技法
【演習1】:漸進的筋弛緩法、腹部のマッサージ
5―6回目:看護におけるマッサージ・指圧理論
【演習2】マッサージ・指圧の基本手技、指圧の臨床症状への応用
7回目 : リラクゼーション理論と実践:ストレスとからだの関係、リラクゼーションの意味、
方法の種類、効果、臨床での方法
8回目 :症状マネージメント:リンパドレナージ:リンパドレナージの基礎理論の知識、
緩和期にある患者への基本手技の紹介と事例検討
*講義と演習の順番が変更になる場合があります。
演習1はホホバオイルを用いた演習を行い、演習2は身体のツボにシールを貼り、指圧を行います。
演習は教員の指示の下で、デモンストレーション後に行います。
準備学習
教科書のpp2-38を読んできてください。
3.教科書
小板橋喜久代・河内香久子・福田彩子:「ナーシングマッサージ入門(第1版)」、日本看護協会出版会、2016.ISBN 978-4-8180-1998-0
4.参考書
必要時紹介する
5.成績評価方法
レポート:90%、演習態度:10%で評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
2019年度の授業改善アンケート結果は、総合評価;非常に良いー69%、良い31% 計100%でした。自由記載には、「演習がたくさんあり、楽しく学習できました」とありました。
理論を基に実践に即したケアを体験できるよう工夫し、多様な事例を紹介していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
演習は、Tシャツ・ジャージーで参加してください。バスタオル1~2枚持参してください。
※受講者50人程度を予定しています。