看護情報学

科目・科目群 看護学科専門科目・展開科目
科目名 看護情報学
授業形態 講義 単位数 1単位 選択・必修 選択  
配当年次 3年次 学期 後期 合計コマ数 8コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 村上 成明(村上 眞須美) 学内連絡教員 村上 眞須美
科目担当者 村上 成明
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的知識、倫理的態度、多職種協働力

1.科目のねらい・目標

 看護情報を含む医療情報全般の特徴、活用時のポイント、医療現場における実践的な取り組み等について理解を深め、医療・看護情報を有効に扱うリテラシーを習得するとともに、今日的な課題について考察する。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

第1回 看護情報学の理解
・看護における情報学の必要性
・データ・情報・知識・知恵の特徴と関係性
第2回 情報の共有
・情報共有の条件
・コミュニケーション
第3回 コンピュータリテラシーと情報リテラシー
・コンピュータリテラシー
・情報リテラシー
第4回 医療情報システム
・電子カルテシステムならびにサブシステム
・標準化
第5回 情報倫理と法
・守秘義務・個人情報保護・プライバシー保護・情報漏えい
・インフォームドコンセントとアカンタビリティ
第6回 病院における活用:看護
・サービスマネジメントと情報の関係
・看護への活用
第7回 病院における活用:病院
・クリティカルパスによる医療提供
・診療報酬と診療情報の関係
第8回 病院における活用:医療の質と知恵
・Total Quality Management
・Knowledge Management

【事前学習」
 インターネットを利用し、「看護、情報漏洩、SNS」などの検索ワードで、看護師のSNS関連のトラブル事案についていくつか確認しておくこと。

3.教科書

太田勝正, 前田樹海 編著:「エッセンシャル看護情報学 第2版」, 医歯薬出版株式会社, 2014. ISBN-13: 978-4263235867

4.参考書

必要に応じて、授業の中で紹介する。

5.成績評価方法

筆記試験

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 時事に即した内容を取り上げるとともに、それらに対して自分なりに考え、意見をもってもらうことで自己学習の促進を図る。また、口述による講義のほかに視聴覚教材を併用し、円滑に理解を深めてもらう。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
 昨今、医療施設では、急速にITの活用が進んでいるが、一方で、職員への教育が十分に行き届いておらず、個人のリテラシーの差が少なからず本業の遂行に影響を与えている。そのような状況を考慮し、この機会に基礎知識を獲得しておくことで、今後のさまざまな活動に役立てることができる。

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