実践経過別看護演習
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 実践経過別看護演習 | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 本間 ともみ | 学内連絡教員 | 本間 ともみ | |||
科目担当者 | 本間 ともみ、鳴井 ひろみ、大崎 瑞恵、千葉 武揚、伝法谷 明子、金野 将也 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、クリティカル・シンキング |
1.科目のねらい・目標
健康レベルに応じた成人患者の特徴を踏まえて、看護問題を解決するために必要となる実践的な思考プロセス(情報収集能力、判断能力、応用能力、問題解決能力)を養い、基本的な援助技術を習得する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回、2回 オリエンテーション
技術演習(糖尿病患者のセルフマネジメント支援)
・血糖測定、インスリン自己注射、栄養・食事アセスメント
第3回 看護過程の展開(手術療法を受ける胃がん患者の看護)
第4~7回 技術演習(手術療法を受ける患者の看護)
・胃がん患者の術直後の観察、ドレナージ療法を受ける患者への看護
グループワーク
第8回、9回 グループワーク発表
・手術療法を受ける肺がん患者への術前オリエンテーション
・手術療法を受ける胃がん患者の食事指導
第10回 看護過程の展開(化学療法を受ける血液がん患者の看護)
第11回 看護過程の展開(糖尿病患者のセルフマネジメント支援)
第12、13回 グループワーク
第14、15回 グループワーク発表
・化学療法を受ける血液がん患者の退院支援
・糖尿病患者の食事療法の支援
2.方法
経過別看護援助論および成人看護援助論Ⅰ~Ⅳで学習した内容を発展させ、成人期にある人の健康レベル(急性期、慢性期、回復期・維持期、終末期)に応じた支援方法について、事例(ペーパーペイシェント)を用いた看護過程を展開し、事例をもとに必要な援助についてグループワークを行い、ロールプレイで発表を行う。また、技術演習では、シミュレーターを用いた術直後の患者への看護やドレナージ療法を受ける患者の看護、糖尿病患者の血糖測定や自己注射の方法等について必要な看護を学ぶ。全教員が演習を担当します。
3.準備学習
事前課題として、事例(ペーパーペイシェント)を提示しますので、個人で課題に取り組んだ上でグループワークに臨むこと。既習の経過別看護援助論、成人看護援助論Ⅰ~Ⅳ、成人疾病治療論Ⅰ・Ⅱで学んだ知識を活用し、予習・復習して臨むこと。
3.教科書
経過別看護援助論、成人看護援助論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、人間発達援助論、成人疾病治療論Ⅰ・Ⅱ等で使用した教科書
4.参考書
経過別看護援助論、成人看護援助論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、人間発達援助論、成人疾病治療論Ⅰ・Ⅱ等で使用した教材およびシラバス等で紹介した参考書
5.成績評価方法
筆記試験(50%)、グループワーク提出物(40%)、提出物および演習への参加態度(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
事例をもとにこれまでの成人看護学の学びを統合して、経過別看護援助実習(急性期・回復期)(慢性期)において、受け持ち患者への看護実践に活用できるように工夫していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
わからないことや不明な点については積極的に教員に質問してください。