筋・骨格系解剖学実習

科目・科目群 理学療法学科専門科目・専門支持科目
科目名 筋・骨格系解剖学実習
授業形態 実習 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 1年次 学期 後期 合計コマ数 22.5コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 李 相潤 学内連絡教員 李 相潤
科目担当者 李 相潤、橋本 淳一、福島 真人、新岡 大和、木村 文佳
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的知識、倫理的態度、主体的学習力

1.科目のねらい・目標

運動器解剖学の講義と並行して行われる。特に上肢と下肢の運動器系(骨・関節・筋)と神経系を中心に、人体標本や模型、組織標本などを具体的に観察し、本質を理解する(科学する)能力を高める。また、人体の三次元的な構造の理解を深める。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.授業計画・内容
 1 骨学1: 実習説明、頭蓋骨の観察(構成骨、縫合、部分名の同定)
 2 骨学2: 脊柱の観察(椎骨の基本形態と特徴、部分名の同定)
 3 骨学3: 胸郭の観察(構成骨と部分名の同定)
 4 骨学4: 上肢骨の観察(上肢骨と部分名の同定)
 5 骨学5: 下肢骨の観察(下肢骨と部分名の同定)
 6 骨学6: 上・下肢関節の観察とスケッチ
 7 上肢1: 上肢標本 上肢帯・上腕の筋・血管・神経の同定(起始・停止・形状、走行の観察)
 8 上肢2:  同上   前腕・手の筋・血管・神経の同定(起始・停止・形状、走行の観察)
 9 上肢3:  同上   各関節を構成する構造体の同定
​10 下肢1: 下肢標本 下肢帯・大腿の筋・血管・神経の同定(起始・停止・形状、走行の観察)
11 下肢2:  同上   下腿・足の筋・血管・神経の同定(起始・停止・形状、走行の観察)
12 下肢3:  同上   各関節を構成する構造体の同定
13 上・下肢4: 上・下肢の筋・血管・神経の総復習
14 組織学1: 顕微鏡標本の作製手順、顕微鏡操作、各論1 硬骨、軟骨、骨格筋の横・縦断面のスケッチ
15 組織学2: 各論2 動・静脈壁、末梢神経の横・縦断面のスケッチ


​2. 方法
​教科書に沿って作成した骨学、上肢及び下肢に関する実習資料を配布し、実物写真や理解しやすいカラーアトラスで解説しながら進める。

3. 事前準備
​教科書などで、実習資料の表や(    )内を予習する(埋める)と理解が深まる。

3.教科書

藤田恒太郎:「人体解剖学」南江堂(978-4-524-22246-9) (1年次前期購入済み)
佐藤達夫訳:「人体解剖カラーアトラス」南江堂(978-4-524-25342-5) (1年次前期購入済み)
相磯貞和訳:「人体組織図譜」南江堂(978-4-524-26004-1)

4.参考書

井上貴央監訳:「カラー人体解剖学 構造と機能:ミクロからマクロまで」西村書店(4-89013-305-4)
森 於菟他:「解剖学(1)(2)(3)」金原出版(4-307-00341-1、-00342-X、-00343-8)
越智淳三訳:「解剖学アトラス」文光堂(4-8306-0015-2)

5.成績評価方法

標本同定試験(45%)、スケッチ等の実習状況(5%)、期末筆記試験(50%)による総合評価

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

各評価項目について全体平均より高い評価を得ているが、さらに授業内容を検討してこれまで以上に学生に即した授業内容としたい。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
白衣が必需です。

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