内科学

科目・科目群 理学療法学科専門科目・専門支持科目
科目名 内科学
授業形態 講義 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 1年次 学期 後期 合計コマ数 13コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 尾﨑 勇 学内連絡教員 尾崎 勇
科目担当者 尾﨑 勇
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 主体的学習力。専門的知識。倫理的態度。

1.科目のねらい・目標

全身的な内科疾患を伴った患者(理学療法対象者)のニーズに対応できる能力を養う。
国家試験に出題頻度の高い主な内科疾患では,病態生理,症状,症候,診断等について幅広く学ぶ。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

【授業計画・内容】
疾患の病態生理を理解するために,生理学や解剖学の復習を織り交ぜながら,授業を進める。
1) オリエンテーション・総論(症候学)
2) 血液疾患( 鉄欠乏性貧血,巨赤芽球性貧血,溶血性貧血,血友病,多血症)
3) 代謝疾患(メタボリック症候群,糖尿病とその三大合併症)
4) 内分泌疾患(内分泌系に関する一般的知識。Cushing病,甲状腺機能異常など)
5) 感染症(感染症の臨床症状,発熱のパターン,結核,スピロヘータ感染症など)
6) 自己免疫疾患(免疫,アレルギーの5型, 全身性ループスエリテマトーデス,ベーチェット病など)
7) 消化器疾患(ウィルス性肝炎,胃潰瘍、胃がんなど)
8) 循環器疾患(1) (心電図記録の理論と読み方,正常心電図について)
9) 循環器疾患(2) (心電図の実際的な読み方,不整脈の見方)
10) 循環器疾患(3) (狭心症,心筋梗塞)
11) 呼吸器疾患 (肺炎,慢性閉塞性肺疾患COPDほか)
12) 神経障害を来たす全身的内科疾患(ビタミン欠乏症、炎症性疾患、悪性腫瘍などに伴う神経症状について)
13) まとめ 
【準備学習】
総論の講義前に、前期に学んだ生理学的知識について整理・復習しておくこと。
出席と理解度の自己チェックを目的として,小テストを毎回行うので,前回の講義内容を復習しておくこと。

3.教科書

前田真治,上月正博,飯山淳一 著 : 「標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 内科学(第3版)」,医学書院,2014 年,ISBN 978-4-260-01707-7

4.参考書

浅野嘉延編:「なるほどなっとく内科学」,南山堂, 2016年, ISBN978-4-525-20721-2 
井村裕夫編:「わかりやすい内科学 (第4版)」,文光堂,2014年, ISBN 978-4-8306-2030-0

5.成績評価方法

定期試験を行い評価する。合格点に達しない場合は,再試験を課す。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

講義資料のカラー版は、インターネット経由でも閲覧・取得可能にしています。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
毎回の小テストの成績が定期試験の成績に反映されますので,日頃からよく復習してください。
生理学の知識を基本として,いろいろな病気を理解することが大切です。
講義の時間内に内容を理解することが大切です。ですから聞き取れないときや理解できないときには,遠慮なく手を上げて「もう一度話してください」と合図してください。
再試験で合格点に達しない場合,次年度は再受験は認めず,再履修となる。

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