生理学実習

科目・科目群 理学療法学科専門科目・専門支持科目
科目名 生理学実習
授業形態 実習 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 2年次 学期 前期 合計コマ数 20コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 尾﨑 勇 学内連絡教員 尾﨑 勇
科目担当者 尾﨑 勇
岩月 宏泰
李 相潤
福島 真人
新岡 大和
羽場 俊広
板垣 篤典
木村 文佳
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 主体的学習力。専門的知識。問題解決力。

1.科目のねらい・目標

生理学で習得した生体の生理機能について理解を深めるために,主として正常人を対象とした実験・実習をする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

【 授業計画・内容】
1.オリエンテーション(1コマ)
2.実習(計6回で1回当たり3コマの実習を行う。計18コマ)
各実習テーマにおいて実験内容に関するリポート(目的・方法・結果・考察・理学療法における意義など)を作成する。実習に関しては,生理学の関連項目の復習をするとともに,問題点を自ら考え,積極的に実験に参加すること。
実習テーマ
1)心電図:心電図の測定・分析を通じて,正常な心電図にみられる各種パラメータの意義を理解する。異常心電図の判定ができるようになる。
2)呼吸機能:スパイロメータを用いて呼吸機能を測定・分析する。
3)神経伝導速度:筋電計を使って,誘発筋電図を記録して上下肢の神経伝導速度を測定・分析する。運動単位の意義について知る。伝導ブロックと伝導遅延について理解する。
4)血圧測定検査:最大血圧と最小血圧の意義を理解し,体位変換に伴う血圧変化の計測を通して,循環動態について学ぶ。
5)体性感覚:皮膚感覚(おもに2点識別覚)について四肢・体幹から測定・分析し,体部位再現地図の特徴を理解する。
6)運動負荷試験:運動時の呼気ガス,血圧,心電図,乳酸などの動態について測定・分析して,運動による生体機能変化を理解する。
3.筆記試験と解説,まとめ(1コマ)
実習に関連した生理学的項目に関する筆記試験を行う。
【 準備学習】
実習前に,一年次に学んだ生理学の知識を整理・復習しておくこと。
実習に先だって小テストを行うので,前回の実習に関する生理学の知識を復習すること。

3.教科書

貴邑冨久子・根来英雄著:「シンプル生理学(第7版)」,南江堂,2016年,ISBN 978-4-524-26664-7 (1年次前期に購入済み)

4.参考書

青森県立保健大学・山形県立保健医療大学 編著:「生理学実習ノート(改訂版)」,【非売品】2004年 
岡田隆夫編:「カラーイラストで学ぶ 集中講義生理学(改訂2版)」,メジカルビュー社,2014年, ISBN 978-4-7583-0095-7 
御手洗玄洋 総監訳:「ガイトン 生理学 (原書第11版)」, エルゼビア・ジャパン,2010年, ISBN 978-4-86034-724-6
小澤瀞司,福田康一郎 監修:「標準生理学(第8版)」,医学書院 ,2014年,ISBN 978-426001781

5.成績評価方法

実習リポート(60%),生理機能に関する筆記試験(20%),  実習態度(20 %)による総合的評価を行います。筆記試験が合格点に達しない場合は再試験を行います。実習リポートについては,各人の語彙や表現力を高めるために,パソコンのワープロソフトを利用して文章構成をして作成した後,手書きで書き写した完成品を提出してください。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

実習ではグループ分けを行なった後に,実習の手引きを配布します(事前配布はしません)。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
グループメンバーで協力しながら、積極的な参加を期待します。

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