臨床評価実習

科目・科目群 理学療法学科専門科目・展開科目
科目名 臨床評価実習
授業形態 実習 単位数 2単位  選択・必修 必修  
配当年次 3年次 学期 前期 合計コマ数 45コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 藤田 智香子 学内連絡教員 藤田 智香子
科目担当者 藤田 智香子、岩月 宏泰、佐藤 秀一、川口 徹、勘林 秀行、篠原 博、漆畑 俊哉、橋本 淳一、福島 真人、新岡 大和、羽場 俊広、板垣 篤典、木村 文佳
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的技術、主体的学習力、問題解決力

1.科目のねらい・目標


1)整形外科疾患および中枢神経疾患を対象とした理学療法評価を臨床現場(指定実習施設)において実践する。
2)理学療法を学ぶ実習生としてふさわしい話し方と態度について認識し、行動する。
3)問診・観察および検査・測定結果に統合と解釈を加える過程を通じて理学療法のプログラム立案への糸口をつかむ。
4)理学療法評価について専門的用語を用いた適切な記録と表現により報告する能力を養う。
5)実習報告会での情報交換を通して実習経験を共有し,さまざまな症例に対する理学療法評価の実際を学ぶ。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

(1)授業計画・内容
1~3回目 オリエンテーションと学内事前学習
4~5回目 学外実習(整形外科疾患症例Ⅰ)
6~8回目 整形外科疾患症例Ⅰの症例リポート作成、教員の指導
9~10回目 学外実習(整形外科疾患症例Ⅱ)
11~13回目 整形外科疾患症例Ⅱの症例リポート・サマリー作成、教員の指導
14回目    整形外科疾患症例報告会 
15~16回目 中枢神経疾患に関する事前学習
17~18回目 学外実習(中枢神経障疾患症例Ⅰ)
19~20回目 中枢神経疾患症例Ⅰの症例リポート・サマリー作成、教員の指導
21~22回目 学外実習(中枢神経疾患症例Ⅱ)
23~25回目 中枢神経疾患症例Ⅱの症例リポート・サマリー作成、教員の指導
26回目    中枢神経疾患症例報告会
*各回は1.5コマ

(2)方法
学外実習で症例に関する情報収集と理学療法評価ができるように、学内で事前学習を行い、学外実習に臨む。学外実習終了後は症例リポートをまとめ、教員の指導を受けて症例の評価から治療プログラム立案までの学習を深める。また、症例報告会を行い、担当症例および他学生の症例・発表からも知見を広め、学びの機会とする。

(3)準備学習
・理学療法評価における問診・観察と検査・測定手技などに関して各自自主的に十分練習して本実習に臨むこと。
・学外実習で担当する症例については、疾患や障害像の基本的知識と一般的治療内容・経過を把握した上で、必要な理学療法評価を検討して実施する順番と全体の流れなどを計画し、ペアの学生と役割分担を決めて練習しておくこと。また、必要な記録用紙も準備すること。

3.教科書

「臨床評価実習の手引き」を配布します

4.参考書

1)松崎有子:もう実習で困らない! - 押さえておきたい基本と患者の個別 性に合った対応術、医学芸術社、2005. ISBN4870542463
2)理学療法科学学会編:実習の達人 : PT臨床実習のバイブル.アイペック、2007.ISBN4900943436
3)石川朗・他編集:臨床実習フィールドガイド.南江堂、2014.ISBN978-4524236305
4)奈良勲:理学療法臨床実習とケーススタディ(標準理学療法学専門分野).医学書院、2011.ISBN426001207X
5)中山恭秀:3日間で行う理学療法臨床評価プランニング.南江堂、2013.ISBN4524268146 (2年次前期購入済)
6)齋藤昭彦他:よくわかる理学療法の検査・測定・評価(図解入門メディカルワークシリーズ).秀和システム、2013.ISBN978-4798039053
7)嶋田智明:ケースで学ぶ理学療法臨床思考-臨床推論力スキルアップ.文光堂、2006.ISBN4830643250
8)宮原英夫:理学療法学生のための続・症例レポートの書き方.朝倉書店、2014.ISBN4254335040
9)岡田慎一郎:理学療法 臨床実習サポートブック.医学書院、2015.ISBN978-4260024136
10)相澤純也、美﨑定也他:PT症例レポート赤ペン添削 ビフォー&アフター.羊土社、2016.ISBN978-4758102148
11)里宇明元:自信がもてる!リハビリテーション臨床実習.医歯薬出版、2015.ISBN978-4263214992

5.成績評価方法

学外実習・症例リポート・症例報告会などの実施状況に基づく臨床評価実習指導報告書により総合的に評価します。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

本実習が円滑に実施できるよう学生の事前学習を支援し、事後学習の充実に努めます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。

1.学外実習は患者さん等を始め、実習施設の好意と先輩理学療法士の後輩育成の熱意によるものであることを常に忘れないように。
2.実習施設の運営方針、指導方針を尊重し、実習指導者および引率教員の指示に従うこと。主体的に学習を深めるよう積極的な姿勢で指導者の指導、助言を仰ぐよう努めてください。
3.欠席しないように自己管理に務めてください。
4.各自ストップウォッチ,巻き尺などを準備してください。



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