地域福祉の理論と方法Ⅰ
科目・科目群 | 専門科目群・基幹科目 | |||||
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科目名 | 地域福祉の理論と方法Ⅰ | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 2単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 宮本 雅央 | 学内連絡教員 | 宮本 雅央 | |||
科目担当者 | 宮本 雅央 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 主体的学習力,専門的知識 |
1.科目のねらい・目標
本科目は,地域福祉の基本的な考え方を理解することを目的に,地域福祉の主体や対象,地域福祉に関わる組織や団体および専門職の役割や実際について学習する。
【到達目標】
1 集団や地域のとらえ方に関する理論を理解し説明できる。
2 地域のニーズ(住民ニーズ)や地域課題の捉え方を説明できる。
3 地域を基盤とするソーシャルワークの基本的考え方を説明できる。
4 社会資源の活用,調整,開発について自分なりに想定できる。
5 チームアプローチにおけるソーシャルワーカーとしての役割や実践方法を自分なりに想定できる。
6 事例から住民ニーズや地域生活における課題をイメージできる。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
【授業計画・内容】
1 オリエンテーション 授業の進め方と評価基準の詳細
2 地域の捉え方と地域福祉の前提
3 地域を基盤としたソーシャルワークの特徴と機能
4 地域で展開する総合相談
5 個と地域の一体的支援の全体像
6 地域福祉援助の起点としての個別支援,ソーシャルワークの基本的視座
7 援助関係と自己決定
8 システム論的捉え方と家族システム
9 ネットワークの活用と連携や協働
10 ネットワークを活用した援助,ソーシャル・キャピタルとソーシャル・サポート・ネットワーク
11 集団を活用した援助,グループの特性,グループプログラム
12 福祉サービスを活用した視点,地域における困難事例への支援
13 地域における権利擁護活動,エンパワメント,積極的権利擁護活動
14 予防的支援とインフォーマルサポート,住民参画による支援
15 ソーシャルワークにおける評価の視点,個別支援から地域福祉への拡がり
【方法】
毎回,授業内容に関連するレジュメや資料を配付し講義を行います。
【準備学習】
次回の講義に関連するテキスト該当箇所を一読すること。
3.教科書
岩間伸之・原田正樹. (2012). "地域福祉援助をつかむ". 有斐閣. ISBN: 978-4-641-17714-7.
4.参考書
岡村重夫. (2009). "地域福祉論 新装版". 光生館. ISBN: 978-4-332-60093-0.
山辺朗子. (2011). "ジェネラリスト・ソーシャルワークの基盤と展開". ミネルヴァ書房. ISBN: 978-4-623-05861-7.
岩田正美. (2008). "社会的排除". 有斐閣. ISBN: 978-4-641-17803-8.
島村菜津. (2013). "生きる場所のつくりかた". 家の光協会. ISBN: 978-4-259-54742-4.
勝部麗子. (2016). "ひとりぽっちをつくらない コミュニティソーシャルワーカーの仕事". 全国社会福祉協議会. ISBN: 978-4-7935-1209-4.
5.成績評価方法
リアクションペーパーの記述と毎回の課題(40%),試験(60%)で評価します。
任意提出のレポート課題,時間外学修の取り組みも評価対象とします。
※評価基準の詳細については,第1回講義で説明します。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
毎回,課題を提示し重要箇所の復習を促します。また,リアクションペーパーでの質疑事項に対して,講義中に解説するので,積極的に活用して下さい。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
※この科目は、実務経験のある教員による科目である。