臨床心理学

1.科目のねらい・目標

臨床心理学は人の心にかかわり、心を専門的にあつかう理論的・実践的学問領域である。乳児から高齢者までどの発達段階においても、家庭、学校、医療、産業、福祉など多くの分野において、心の問題を扱う臨床心理学への期待が現代社会では高まっている。臨床心理学の方法、活動、領域などについて理論・実践・研究について概念だけでなく体験的理解を深めることを目標とする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

第1回 オリエンテーション、臨床心理学とは
第2回 臨床心理学の歴史と研究法
第3回 心理臨床の活動と領域
第4回 専門職としての心理臨床の教育・訓練
第5回 心理療法の潮流と立場
第6回 心理療法（その1　遊戯療法）
第7回 心理療法（その2　パーソンセンタード・アプローチの理論）
第8回 心理療法（その3　パーソンセンタード・アプローチの実際）
第9回 カウンセリング実習（その1）
第10回 カウンセリング実習（その2
第11回 グループアプローチの理論と実際）
第12回 心理療法（その4　精神分析的カウンセリング）
第13回 心理慮法（その5　行動療法および認知行動療法）
第14回 臨床心理アセスメント（パーソナリティ検査の実際）
第15回 まとめ

3.教科書

特定の教科書は使用しない

4.参考書

伊藤義美編著　『現代臨床心理学』　ナカニシヤ出版　2008年　ISBN978-4-7795-0248-4

5.成績評価方法

期末リポート（80%）、授業への参加度（20%）

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

授業中にカウンセリング実習などを実施し、リポート作成を行います。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。