ソーシャルワーク論Ⅲ

科目・科目群 専門科目群・基幹科目
科目名 ソーシャルワーク論Ⅲ
授業形態 講義 単位数 2単位 選択・必修 選択  
配当年次 2年 学期 前期 合計コマ数 15コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 宮本 雅央 学内連絡教員 宮本 雅央
科目担当者 宮本 雅央
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的知識、問題解決力、多職種協働力

1.科目のねらい・目標

 本科目は,ソーシャルワークの基本的な理論と実践方法を理解することを目的に,ソーシャルワークの展開過程,方法,機能と構造などを学習する。
【到達目標】
 1 ソーシャルワークの定義を踏まえ,その構造と機能を理解し説明できる。
 2 ソーシャルワークにおける人と環境との交互作用やニーズの捉え方を説明できる。
 3 ソーシャルワークの展開過程を理解し,そのプロセスを具体的事例に応用し想定できる。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

【授業計画】
 1 オリエンテーション 授業の進め方と評価基準の詳細
 2 ソーシャルワークの定義
 3 ソーシャルワークの構成要素
 4 ソーシャルワークにおけるニーズの捉え方
 5 ソーシャルワークの機能
 6 人と環境との交互作用
 7 ソーシャルワークにおける援助関係
 8 援助関係の形成と自己覚知
 9 ソーシャルワークの展開過程 アウトリーチとケース発見
 10 受理面接(インテーク) 援助関係構築,契約,エンゲージメント
 11 事前評価(アセスメント) その1 情報収集と分析
 12 事前評価(アセスメント) その2 問題のシステム論的把握とニーズの判断
 13 支援計画(プランニング) その1 支援の焦点化と目標設定
 14 支援計画(プランニング) その2 援助目標とタスク,資源の活用
 15 介入(インターベンション) 介入の概念,ターゲット
【内容・方法】
 授業内容に関連するレジュメや資料,指定テキストを用いて講義を展開する。
【準備学習】
 指定テキスト該当箇所を一読すること。また,次回の課題として指示されたことは調べてくること。

3.教科書

社会福祉士養成講座編集委員会『新・社会福祉士養成講座7「相談援助の理論と方法Ⅰ」第3版』.中央法規.2015.
ISBN978-4-8058-5103-6 ソーシャルワーク論ⅠまたはⅡで既に購入済みの場合、新たに購入する必要はありません。その他必要な資料は随時配布します。

4.参考書

ゾフィア・T.ブトゥリム 著, 川田誉音 訳. (1986). ソーシャルワークとは何か : その本質と機能. 川島書店. ISBN: 4-7610-0331-6
山辺朗子. (2011). ジェネラリスト・ソーシャルワークの基盤と展開 : 総合的包括的な支援の確立に向けて (新・minerva福祉ライブラリー ; 12). ミネルヴァ書房, ISBN: 978-4-623-05861-7
窪田暁子. (2013). 福祉援助の臨床: 共感する他者として. 誠信書房. ISBN-13: 978-4414603316
岡田進一. (2011). ケアマネジメント原論. ワールドプランニング. ISBN: 978-4-86351-038-8
渡部律子. (2011). 高齢者相談における相談面接の理論と実際 第2版. 医歯薬出版株式会社. ISBN: 978-263-71944-2
メアリー・E.リッチモンド 著, 小松源助 訳. (1991). ソーシャル・ケース・ワークとは何か. 中央法規出版, ISBN: 4-8058-0848-9

5.成績評価方法

 各回の授業中の課題(20%),レポート(20%),試験(60%)で評価する。追再試験はレポートで行う。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 前回の講義内容を振り返りながら授業を展開します。 

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
 特になし。

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