解剖生理学実験Ⅰ

科目・科目群 栄養学科専門科目・専門支持科目
科目名 解剖生理学実験Ⅰ
授業形態 実験 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 1年次 学期 後期 合計コマ数 24コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 今 淳 学内連絡教員 今 淳
科目担当者 今 淳
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 問題解決力,主体的学習力,倫理的態度

1.科目のねらい・目標

解剖生理学の講義で学んだことを土台にして,実際に肉眼及び組織標本の観察などを行い,ヒトのからだの構造に関する知識を確実にすることを目標としている。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.授業計画・内容
1週目-顕微解剖学Ⅰ
・3~6時限目:顕微鏡の原理及び取り扱い方法,組織標本の観察・スケッチ-外皮系,骨系

2週目-顕微解剖学Ⅱ
・3~6時限目:組織標本の観察・スケッチ-筋系,神経系,感覚系

3週目-顕微解剖学Ⅲ
・3~6時限目:組織標本の観察・スケッチ-免疫系,循環系,呼吸器系,内分泌系,泌尿器系

4週目-顕微解剖学Ⅳ
・3~6時限目:組織標本の観察・スケッチ-消化器系,生殖器系

5週目,6週目-肉眼解剖学Ⅰ,Ⅱ
・3~6時限目:臓器標本の観察・スケッチ-各種内臓,奨膜,体腔の同定と位置関係,循環系,呼吸器系,消化器系,
神経系,感覚系,内分泌系,泌尿器系,生殖器系

2.方法
1)顕微解剖学-各系の組織標本を観察・スケッチし,人体構造学講義で学んだ微細構造を再確認する。
2)肉眼解剖学-人体臓器等の観察・スケッチを行い,人体構造学講義で学んだ各系の肉眼構造を再確認する。
・骨,筋,免疫系,循環系,呼吸器系,消化器系,神経系,感覚系,内分泌系,泌尿器系,生殖器系

3.準備学習等
予習と復習の励行。本実験は予習していることを前提に行われる。予習をしない者は内容が全く理解できない。

3.教科書

1)VP Eroschenko 著, 相磯貞和 訳,diFiore人体組織図譜,原著第11版,2011年,978-4524260041
2)佐伯由佳・細谷安彦・高橋研一・桑木共之 編訳,トートラ人体解剖生理学,原書10版,丸善株式会社,2017年,
ISBN   978-4621300695 (1年前期に購入済み)
3)実験書を配布する。

4.参考書

必要に応じて資料配布,図書の紹介を随時行う。

5.成績評価方法

期限までに提出するレポートが60点以上を合格とする。やむを得ない事情を除き,提出期限を守らない学生のレポート,受講態度が悪く,注意しても改善の見られない者,出席率2/3未満の者のレポートは一切受け取らない 。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

本実験の内容は栄養学専門科目の土台となる非常に重要な部分である。強固な土台を築くことでレベルの高い有能な管理栄養士や栄養学研究者になることができる。そのため実験内容と単位取得のために要求される理解度のレベルは高い。従って,実験が難しいとの意見が有ったとしても,レベルを下げるわけに一切はゆかない。本年度もこれまで通りの高いレベルの実験を行う。各学生諸君は高校時代までの甘えは完全に捨て去り,気概とプライドを持って頑張ってもらいたい。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
1)本実験で理解できない箇所は教科書及び参考書で調べ,その上で解決できない場合に質問すること。
2)遅刻,本実験と無関係の言動など,他の受講者への迷惑行為は一切厳禁である。学習態度の悪い者には単位を認定しない。
3)最低12色の色鉛筆を用意すること。
4)毎回配布した実験書を使用する。
5)顕微解剖学では教科書1)を,肉眼解剖学では教科書2)を使用する。

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