栄養教育実習Ⅱ

1.科目のねらい・目標

栄養教育実習Ⅰと同様にライフステージ栄養学・ライフスタイル栄養学および栄養教育論で学んだことを、特に集団を対象として実践的に展開するための教育技術の向上を目的とする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

１．授業計画・内容

【清水】
第１回（２コマ） 生活習慣病の集団指導について　(１)（概論と指導媒体の作成）
第２回 （２コマ） 生活習慣病の集団指導について　(２)（指導媒体の作成）
第３回 （２コマ） 生活習慣病の集団指導について　(３)（模擬指導１）
第４回 （２コマ） 生活習慣病の集団指導について　(４)（模擬指導２）

【鹿内】
第５回 （２コマ） 行動科学理論に基づく栄養教育（保健指導 概論）
第６回 （２コマ） 行動科学理論に基づく栄養教育（保健指導 調査と課題の抽出、計画案の作成）
第７回 （２コマ） 行動科学理論に基づく栄養教育（保健指導媒体の作成）(１)
第８回 （２コマ） 行動科学理論に基づく栄養教育（保健指導媒体の作成）(２)
第９回 （２コマ） 行動科学理論に基づく栄養教育（保健指導媒体の作成）(３)
第10回 （２コマ）行動科学理論に基づく栄養教育（模擬指導）(１)
第11回 （２コマ）行動科学理論に基づく栄養教育（模擬指導）(２)
第12回 （2コマ）まとめ

２．方法

対象者の健康・食生活に関する情報収集、優先課題の特定、目標設定、計画立案、実施、評価そのフィードバックまでのマネジメントサイクルの流れにしたがってグループで対象者の指導を模擬授業として発表できるよう進め、健康増進、疾病の予防・治療に貢献できるような授業展開とする。栄養教育の実施においては、カウンセリングや行動科学の理論を活用しながら体験学習により実践的な栄養教育技能を習得する。また、栄養教育を効果的に進めるための教材の作成・活用もおこなっていく。

３．準備学習

今まで学習した栄養教育論Ⅰ・Ⅱ、他 臨床栄養学の関連分野を必要に応じて事前に確認しておく。また、グループ活動となるため、作業については討議などを行い、計画的に適宜事前準備をして授業に臨むこと。

3.教科書

中村丁次・外山健二・笠原賀子 編著：管理栄養士講座 栄養教育論，建帛社，2016, ISBN:9784767905617 (栄養教育論Ⅰ・Ⅱと同じ、2年次購入済み)

4.参考書

金川克子監修，鈴木志保子編集：食生活の基礎と事例から学ぶ食事支援・指導，中央法規，2009， ISBN: 9784805831649

5.成績評価方法

グループ学習の取り組み状況などと授業への参加度(70%)、リポート(20%)、教材作成技術(10%)

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

課題に取り組む時間が多くなると思いますが、積極的に臨んでください。また、不明なことがあったら遠慮なく質問してください。作業は班・個々の進度を確認しながら進めていきます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

※この科目は、実務経験のある教員による科目である。
グループワークやディスカッションをしながら効果的な栄養教育のあり方を検討し、教材作成や課題を処理していきます。各自が積極的に取り組む姿勢を望みます。