分子栄養学

科目・科目群 栄養学科専門科目・専門支持科目
科目名 分子栄養学
授業形態 講義 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 3年次 学期 後期 合計コマ数 8コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 佐藤 伸 学内連絡教員 該当なし
科目担当者 佐藤 伸、乗鞍 敏夫
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的知識、主体的学習力、問題解決力

1.科目のねらい・目標

 生命活動を維持するために、私たちは絶えず栄養素を摂取している。体内では、摂取した栄養素はさまざまな形に変換され、生体反応を制御しながら、ホメオスタシスを維持している。この授業では、分子レベルの観点から、遺伝子の構造や発現、栄養素による遺伝子発現の制御機構、タンパク質の合成や分解、さらに糖や脂質代謝などにかかわる現象を理解し、説明できるようになることを目標とする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.授業計画・内容
第1回  はじめに(分子栄養学の基礎:細胞と生体分子、栄養と情報伝達システムを中心に)
第2回   分子遺伝学の基礎
第3回   ニュートリゲノミクス
第4回   遺伝子と疾患
第5回   医学と栄養学を取り巻く遺伝子工学
第6回   糖質の利用と糖代謝の分子メカニズム(インスリン抵抗や糖尿病とのかかわりを中心に)
第7回   脂質の利用と脂質代謝の分子メカニズム(肥満とのかかわりを中心に)
第8回   生活習慣病の発症とエピジェネティクスのかかわり
[担当]
佐藤: 1、6、7、8
乗鞍: 2、3、4、5

2.方法
1コマ/回の授業を8回で実施します。プリントをもとに、パワーポイントなどを使用して解説します。

3.準備学習
授業のプリントを配布しますので、必ず予習してください。

3.教科書

教科書はありませんが、要点となるプリントを配布します。

4.参考書

・加藤久典、藤原葉子 共編:「栄養科学イラストレイテッド分子栄養学」、2014、羊土社、ISBN978-4-7581-0875-1
・宮本賢一、井上裕康、桑波田雅士、金子一郎 共著:「分子栄養学」、2018、講談社、ISBN978-4-06-155397-2

5.成績評価方法

定期試験(90%)および授業への参加度(10%)によって評価します。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 学生の興味や関心を引き出せるように、パワーポイントや要点をまとめたプリントなどを用いてわかりやすく解説するとともに、主体的な学習が深まるように授業を進めていきます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

わからないことはそのままにせず、理解できるまで質問してください。管理栄養士を目指す学生として、必要な最低限の専門的知識や問題解決力を習得することを望みます。

ページの先頭へ

ホームへ戻る