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Last updated 2022/05/16

ニュースNews

もち小麦商品開発研究会(代表:栄養学科藤田修三教授)が平成24年度青森糖質研究会「遠藤賞」を受賞しました。

 青森県の糖質科学の研究振興と教育の向上、産業発展に寄与することを目的として設立された青森糖質研究会の平成24年度遠藤賞が、「もち小麦商品開発研究会(代表:本学栄養学科 藤田修三教授)」に授与されました。
 遠藤賞は、糖質およびその関連物質に関し、優秀な研究、開発、または発明を行い、糖質関連研究並びに産業の発展に貢献した会員または会員を含むグループに授与されるものです。

 藤田教授は本学において、もち小麦の「もちもち食感」「つるつる食感」の特徴を活かした「食べやすい餅」の研究を行い、その機能性とメカニズム成果を論文発表しました(J.Cereal Science, 55, 361-5, 2012)。また、その研究成果を元にもち小麦を地域活性に活かすため、平成21年、県内の大学、生産者、県内企業、行政及び研究機関が参加する「もち小麦商品開発研究会」を設立し、もち小麦の栽培から商品開発をすすめ、また十和田地区の6次産業化を支援してきました。昨年10月には、農林水産省および県商工労働部からの事業資金により、大学のもち小麦専用施設(八戸サテライト)を開設し、もち小麦事業の中心的役割を果たしています。昨年11月には、一連の活動が「フード・アクション・ニッポン・アワード2011」の「プロダクト部門優秀賞」に選ばれ、農水省からも評価され、昨年9月、本年5月と、首都圏デパートで開催される「大学は美味しい!! フェア」へ参加することにより、「もち小麦」とその開発商品は、全国に認知されるようになってきました。このような背景から、もち小麦研究会の活動は、地域の糖質資源の高付加価値化が産業の活性化に結びつくという青森型の産業振興モデルの事例として、今後の方向性を明示しており、遠藤賞に値すると評価されました。
 なお、このニュースは10月10日の東奥日報に掲載されました(クリックするとPDFが開きます。この画像は当該ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。)

 また、今年度も「フード・アクション・ニッポン・アワード2012」に入賞し、2年連続の受賞となりました。関連情報はこちらをご覧ください(クリックすると 青森県立保健大学研究推進・知的財産センターのホームページが開きます。)

藤田教授の研究内容はこちら