青森県立保健大学 健康科学部 栄養学科 オリジナルホームページへようこそ

栄　養 × 男　子 No.1

田中 秀汰さん （Shuta Tanaka） 栄養学科 7期生（H26入学） 比叡山高校出身

竹村 孝二さん （Koji Takemura） 栄養学科 7期生（H26入学） 青森県立八戸北高校出身

田口 智紀さん （Tomoki　Taguchi） 栄養学科 1期生（H24卒業） 長野県立伊那北高校出身

---

　今回は栄養学科の男子にスポットを当て、現在社会で活躍している卒業生の先輩と、在学中の1年生男子学生との対談を企画しました。これから本学科を目指そうとしている男子諸君にぜひご覧いただき、栄養男子をもっと理解してもらえたらうれしいです。

---

管理栄養士は女性の方が多い職業ですが、なぜこの職業を目指したのですか？

【田口】僕は小中学校のときの給食が大好きで、こんな美味しい給食を作れるようになりたいとずっと思っていました。高校で野球部に入ってからはスポーツをする上での食事管理の大切さも感じるようになって、調理に携わる給食の仕事もできて食事管理の仕事もできる管理栄養士を目指しました。ずっとやりたいと思っていたことだったので、特に女性が多いということは意識しませんでしたね。

【田中】僕は高校時代、サッカー部に所属していて、練習の一環で、あるスポーツメーカーの社員の方から栄養のお話を聞く機会があって、その時に食事や栄養の大切さに気付かされました。これがきっかけで栄養に興味を持つようになって、管理栄養士になりたいと思うようになりました。僕も自分の学びたいことだったので、男女の比率は特に気にしませんでした。

【竹村】僕は実は最初は調理師を目指していたんですが、高校の先生から大学進学を薦められて。そのとき、先生から食に携わる仕事の一つに管理栄養士という職があると教えてもらったのがきっかけで興味をもつようになって、色々調べるうちに本気で管理栄養士を目指そうと思いました。同じ志を持った人となら誰とでも上手くやっていけると思ったので、僕も入学前は女性が多いということを意識していなかったです。

なぜ青森県立保健大学を選んだのですか？！

【田中】先輩はなんで青森県立保健大学を選んだんですか？

【田口】僕は国公立の大学に行きたくて、自分の成績のことも考えながら管理栄養士養成の大学を探していたんだけど、当時はまだ国公立大学の栄養学科は少なかったうえに、男子も入れる大学は限られていたんだよね。そんなときに、青森県立保健大学に栄養学科が新設されて、男子も募集しているというのを知って受験を決めたよ。田中君と竹村君は？

【田中】僕は、青森県立保健大学は管理栄養士の国家試験の合格率が高かったので受験することを決めました。

【竹村】僕は地元で学びたいと思っていたので、県内で唯一の管理栄養士養成校だった青森県立保健大学に決めました。

先輩の仕事と就職までの経緯を教えて！

【田中】先輩は今、どのような仕事をしているんですか？

【田口】特別養護老人施設の調理員として働いているよ。

【竹村】え！なぜ調理員として入ることにしたんですか？

【田口】調理がわからないと献立を作るときに良いメニューは作れないと思って、最低3年は調理を勉強しようと思って調理員の仕事を希望したんだよね。

【竹村】大学1年生の時からずっと、まずは調理員を目指そうと思っていたんですか？

【田口】1年生のときは漠然と調理する給食のおじさんになりたいなと思っていて、でも2年生か3年生の授業で臨床栄養学を学ぶ中で、医療の道に行きたいと思うようになったかな。漠然とNST（栄養サポートチーム）の仕事がかっこいい！と思った。それでもやっぱり給食のおじさんになりたい気持ちがずっとあったし、医療現場の前にまず給食現場を知ろうと思って、まずは調理員を選んだ。今の自分は給食現場のことも、医療現場の栄養管理のこともわかるので、両方の現場をつなぐ役割もできているかなと思うよ。

【田中】今の就職先はいつ頃決めたんですか？

【田口】3年生の夏くらいから、病院と調理業務と直営に絞って求人をチェックしていたよ。

【田中】大学院に進もうとは思わなかったんですか？

【田口】まずは現場に出て、そこでぶつかった課題に大学院で取り組んだ方がいいと思ったから、進まなかった。まずは自分のいる現場で頑張りたいと思っているよ。

【田中】実際に働いてみて、男性として何か感じることとかありますか？

【田口】そうだな〜、基本的に仕事に性別は関係ないと思っているけど、強いて言うなら女性だけでは解決しづらい問題が出たときに、男性はまとめ役として引っ張っていけるのかなとは思っているよ。