学長あいさつ

学長メッセージ

吉池学長

 

 青森県立保健大学は、人間性豊かで、保健・医療・福祉の発展に寄与し、地域特性に対応し、グローバルな視野をもち活躍できる人材の育成、並びに地域社会への貢献を使命として、1999年に開学しました。2003年に大学院博士前期課程、2005年に同後期課程を開設し、4学科から構成される健康科学部、並びに大学院において、約1000名の学生の皆さんが、日々学びを深め、さらに研究において新たな発見にチャレンジしています。

 

 さて、私たちの教育や研究の基盤となる概念として、“Human Care”があります。これは、ケアの提供者である専門職としての知識やスキルに加えて、人間とは何かを理解し、病気や障がいをもつ方々を含めた多様な人たちに対して、互いの尊重と、思いやりや温かさをもって寄り添うことです。そのためには、幅広い視野と様々な経験、そして人と人との交流が重要となります。本学の「ディプロマポリシー」(学位授与の方針)では、「自らを高める力」「専門知識に根差した実践力」「創造力」「統合的実践力」の4つの力を身につけることを挙げています。そして、看護、理学療法、社会福祉、栄養の4つの専門職育成を柱にしながら、これらの多職種連携による、まさに今求められている「保健・医療・福祉包括ケアシステム」に必要な人材を、学部4年間や大学院での教育を通じて育成し、地域に輩出しています。


 「人生100年時代」をどのように生きるのか?ということは、一人一人にとってたいへん重大な問題であり、さらに国や地域を「持続可能な社会」とすることを皆で真剣に考える必要があります。青森という自然豊かで魅力的な土地で、「健康を守る」を超えて、100年先を見据えた「生活や健康の創造」を担うことのできるプロフェッショナルを目指して、私たちとともに学び、そして新たな発見をしてみませんか。

 

 

 

青森県立保健大学 学長

吉池 信男

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