卒業生の声
精神保健福祉士として地域と人に寄り添う支援の原点は、大学での出会いであり、今でも支えになっています!
![]() |
社会福祉学科卒業生 佐藤 里菜さん 令和2年3月 卒業 |
高校生の頃に思春期の児童や精神障がいを抱える方の親のメンタルヘルスについて関心を持ち、社会福祉士や精神保健福祉士という職業に関心を持ちました。地元での就職を望んでいたこともあり、青森県立保健大学へ進学を決めました。
大学では、4学科合同のカリキュラムがあったことが印象的でした。4年時に他学科の学生と一緒に地域に出向いたり、意見交換したりと、在学中から他職種や地域との連携を実践的にイメージすることができました。現在も他職種と共に考え支援を進める意識を持つことに繋がっていると感じています。
また、学業以外にも津軽三味線サークルや、ボランティアで出会った友人・先輩方、先生方や地域の方には大学でしか得られない楽しさや経験をさせていただいたと感じます。
現在、私は精神科病院の精神保健福祉士として勤務しています。
患者さんやご家族、関係機関からの入院相談や各種相談、連絡調整、入院患者様の退院支援の業務を担当しております。患者様が地域生活を継続する繋ぎ役となれた時や、興味のあった家族へのサポートをする家族会に携わっている時は多少ですがやりがいを感じております。
今思えば、大学での出会いは財産であったと感じます。現在も大学時代の友人・先輩方、地域の方と交流させていただく機会があり、その機会に今の自分は支えられています。
大学で出会い関わった方々に支えられながら、今も仕事を続けられていると感じます。
大学での学びを振り返りながら、利用者さんへの伴走する支援を心掛けています!
社会福祉学科卒業生 田川 ほのかさん 就労移行支援事業所カリフラワー 勤務 |
学生時代から友達の相談に乗ることが多く、相談に乗るのが好きだったこともあり相談援助職に興味を持ち始めました。そんな時、社会福祉士という仕事を見つけ「私がやりたい仕事はこれだ」と思ったのが福祉の道を目指したきっかけです。当時から精神保健福祉分野にも興味を持っていたので、社会福祉士だけでなく精神保健福祉士の資格も取得することができる青森県立保健大学を選びました。また、4学科合同授業や実習の機会が多くあることも選んだ理由の1つです。
大学2年生の頃からコロナ禍となり、仲間との時間が制限された時期もありましたが、その時期だったからこそ「福祉」についてじっくりと向き合う有意義な大学生活になったと思っています。特に実習で得た学びは大きく、3年生の社会福祉実習にてその方の病名や障害名ばかりに捉われるのではなく「その人自身」を見つめる大切さを実感しました。実際に働いていく上でも、支援に煮詰まった時に大学でのこの学びを振り返るようにしています。実習での学びがあってこそ、今の私の支援スタイルが確立しているなと感じます。
卒業後は、平川市にある社会福祉法人内の「生活介護事業所・グループホーム」にて生活支援員として2年間働き、令和7年4月から同法人内の就労移行支援事業所にて就労支援員として働いています。現在は、利用者さんの「働きたい」という思いをサポートするお仕事に主に携わっています。多種多様な働き方と向き合う中で日々葛藤することも多いですが、学生時代に仲間や知識深い教員の皆さんと福祉について頭を悩ませたあの時間が、確実に活きていると実感しています。これからも、利用者さん一人ひとりとじっくり向き合いながら、伴走する支援を実践できるように心がけていきたいと思います!