看護学科実習科目
基礎看護実習Ⅰ「1年次 後期科目」 (県内 3施設)
大学入学後、初めての実習科目となります。病院実習に備え、まずは学内で実習に必要な知識・技術・態度をしっかりと学び、繰り返し練習を重ねます。また、看護師への報告や記録の書き方についても学びます。
病院実習では、実際の患者様を受け持ち、血圧測定や清拭、洗髪やおむつ交換などを行います。看護師や教員とともに行いますので、安心して実践できます。
患者様を「受け持つ」という責任を初めて経験する、看護学生としての第一歩となる大切な実習です。
基礎看護実習Ⅱ「2年次 後期科目」(県内 3施設)
1年次の実習を終えてから約1年間、さらに専門的な学びを深めた上で、2回目の病院実習に臨みます。
患者様の身体をより詳しく観察する技術を使って、健康的な生活を送る上でどのような問題があるのかを考え、その解決に向けた看護を計画し、実践します。計画も実践も看護師や教員の指導を受けながら行うため、安心して学ぶことができます。
1年次より難しさは増しますが、自分が実施した看護によって患者様の状態がよくなったときの嬉しさや達成感は大きく、看護のやりがいを実感できる実習です。
経過別看護援助実習:急性期・回復期「3年次 通年科目」(県内 2施設)
急性期・回復期の実習では、全身麻酔で手術を受ける患者様を受け持ちます。
手術を受けようと決心した患者様の思いに寄り添い、手術による身体面と心理面の変化を観察しながら、必要な看護について学びます。
また、回復の過程に応じて創の痛みや不安をやわらげ、患者様が安心して治療に向き合い、早期に日常生活に戻れるよう支援方法を考え実践します。さらに、手術室での手術見学を通して、命を支えるチーム医療における看護師の役割も学びます。
経過別看護援助実習:慢性期「3年次 通年科目」(県内 1施設)
慢性期の実習では、慢性的な病気を抱える患者様を受け持ち、病気と上手に付き合うコツを一緒に見つける「セルフケア支援」を学びます。
食事や薬などの管理方法を一方的に指導するのではなく、対話を通じて患者さんの思いを引き出し、「これならできそう」という前向きな気持ちで自己決定できるよう支える関わりを実践します。
また、病棟だけでなく外来見学や医療連携の講義を通じ、退院後も続く生活をトータルでサポートする視点を養います。
発達援助実習:母性「3年次 通年科目」(県内 4施設)
母性実習では、産科病棟で妊婦や分娩が始まった産婦、分娩を終えた褥婦、新生児を受け持ち、母子の健康状態の観察、退院後の生活に向けた授乳や沐浴(赤ちゃんのお風呂)等の育児支援、母子と家族を支えるサポート体制について学びます。
外来では妊婦健診を受ける方の健康診査を見学・実施します。このように、母性実習では母体の変化や新生児の特徴を理解し、新しい命を迎える家族を支える看護者の役割について学びます。
発達援助実習:小児「3年次 通年科目」(県内 13施設)
3年次で行う実習で、病院実習と保育園実習を行います。
病院実習では、健康障害を抱えた子どもを1名受け持ち、その子どもや家族への看護を通して、健康障害が子どもや家族に及ぼす影響や看護師の役割について学びます。
保育園実習では、子どもとの関りを通して子どもの成長発達段階を理解し、それぞれの子どもに応じた適切な援助方法や大人の役割について学びます。
発達援助実習:老年「3年次 通年科目」(県内 5施設)
病院に入院している高齢者へのケアを通じて、人と向き合う喜びを実感できる実習です。
大学内のシミュレーション学習では、高齢者の心身の特徴を踏まえた援助の視点をグループメンバーと学び、病院実習に備えます。
病院実習では、実際に高齢の患者様を受持ち、病気のみならず、高齢者のこれまでの歩みや大切にしてきたものを知り、看護につなげていきます。
2週間の実習を通して、高齢者一人ひとりの生活を支えることを学びます。
発達援助実習:精神「3年次 通年科目」(県内 7施設)
精神看護学実習では、精神障がい者への理解を深め、精神看護活動の実際、看護職の役割について学びます。
精神科病院における実習では、患者様を受け持ち、精神症状が日常生活行動に及ぼしている影響を看護理論をもとにアセスメントし、よりよい生活を送るために必要な看護援助を計画・実施します。
さらに、精神科デイケアなどの社会復帰施設での活動にも参加し、地域で生活する精神障がい者への支援の実際を学びます。あわせて、関係職種との連携や地域精神保健医療福祉における現状と課題について学びます。
地域看護学実習「3年次 後期科目」(県内 1地区)
地域看護学実習は、実際に地域に出て住民の方々にインタビューをしたり、地区を歩いて看護の視点で観察し、それらの結果をもとに健康課題をアセスメントし、地域の看護計画を立案します。
看護マネジメント実習「4年次 前期科目」(県内 15施設)
この実習の特徴は、患者様を受け持たないという点と夜間実習があるという点です。
看護師長やリーダー看護師と一緒に行動し、患者様が安心・安全に療養生活を送るための仕組みや病院運営に必要なマネジメントについて学びます。
夜間実習では、日中との体制の違いや夜間の看護に特有な課題等を考えます。学内実習では、病院実習で学んだ内容を発表し共有し、実習施設の特徴による違いを学びます。
看護統合実習「4年次 前期科目」(県内 15施設)
この実習は、看護を学ぶ4年間の実習の中で、最後の病院実習になります。
実習の特徴は、学生1名が同時に複数の患者様を受け持つことや夜間の看護を経験することです。病院で働く看護師の体制に近い実習を行うことで、将来看護師として働くイメージを持つことができ、自分の今後のキャリアを考える機会になります。
学内実習では、違う施設で実習した学生でグループを作り、ケアの優先度や継続性、協働について学びを共有します。
在宅看護実習「4年次 前期科目」(県内 72施設)
在宅看護実習では、青森県内各地の訪問看護ステーションや介護関連施設で実習をします。
地域で生活する幅広い世代の利用者の自宅等に訪問し、その人らしい生活を送るために必要な看護について学びます。また、地域における多職種連携についても学ぶことができる実習です。
地域保健展開実習「4年次 前期科目」(県内 15施設)※保健学コース
保健師になるために必要な実習です。
保健所、市町村、企業の3つのフィールドで、健康教育や保健指導を体験しながら保健師の役割・機能を学びます。
地域保健継続実習(4年次 通年科目)※保健学コース
保健師になるために必要な実習です。
青森市内の地域包括支援センターに月に1回訪問し、地域診断や受け持ち担当者の家庭訪問を半年間にわたって継続的に行います。
助産学実習Ⅰ(4年次 通年科目)※助産学コース
この実習では、妊娠後期の妊婦の方を1人受け持ち、産後1か月頃まで継続して関わります。そして、妊婦健康診査、出産準備教育、分娩介助、育児支援などを経験します。
妊娠・出産・産後までを継続して支援する中で、女性と家族に起こる心身の変化やその時に必要とされる支援について学びます。また、妊婦の方やご家族と信頼関係を築きながら、一人ひとりに寄り添った助産ケアの大切さを実感し、助産師の役割への理解を深めていきます。
助産学実習Ⅱ(4年次 通年科目)※助産学コース
この実習では、分娩期を中心に産婦の方のケア、分娩介助、出生直後の新生児のケアを経験します。
さまざまな分娩経過と、出産を迎える産婦の方やご家族の思いに触れながら、安全で安心、そし快適な出産を支える助産ケアと基本的な分娩介助技術を学びます。
また、生命の誕生の瞬間に直接関わる経験を通して、助産師としての責任や態度、自分が目指す助産師像について考える貴重な機会となります。

