ダイバシティの推進

 県内の施設や企業が、多様性(ダイバシティ)を尊重した職場づくりを通して人材獲得と育成ができるよう支援を行い、本学卒業生をはじめとする保健、医療および福祉で中核的役割を果たすことのできる人材が、県内で活躍・定着することを推進します。 

 

 

・令和4年度キャリア開発センターFD研修会(令和5年2月20日)

令和5年2月20日(月)、本学において、『「多様性」ってなんだろう?~多様性のある職場づくりを目指して~』をテーマに「令和4年度キャリア開発センターFD研修会」を開催しました。

 

 この研修会では、青森県環境生活部 青少年・男女共同参加課グループマネージャー 副参事の櫻田定博氏から、「青森県における男女共同参画と多様性の歩み」について、ダイバーシティ(多様性)が求められる背景と推進に向けたポイントやダイバーシティ(多様性)が地方を元気にすることなどを講演いただきました。

 

 続いて、株式会社東京堂 常務執行役員の沼澤英理氏から、「東京堂における多様性のある職場づくりの実践」ついて、株式会社東京堂における働き方改革の失敗事例や適切な働き方実現に向けた様々な取組などを講演していただきました。

 

 その後の意見交換では、本学における多様性のある働き方をテーマに様々な意見交換が行われました。進行は、看護学科の村上眞須美准教授です。また、指定発言者として、本学理事の三浦事務局長も加わりました。 主な意見交換の内容は以下のとおり。

 

 

(青森県 櫻田氏)

 (株)東京堂のような企業が増えることが目標なので、県としてはそれを目的に研修会をやろうと取り組んでいるところです。

             

               

 

(三浦事務局長)

 (株)東京堂の沼澤氏の講演にヒントがあったように、思いやり、相手を認めあうのが多様性を受け入れる第一歩になるのではないでしょうか。また、就業規則の話も何度か出ていましたが、職員においても、まずは本学の就業規則を一度確認することが多様性を考えていくうえで大事ではないでしょか。ダイナミックに変わっていく民間の取組は、本学にとってもたいへん刺激になると思いました。

 

               

 

(村上准教授)

 (株)東京堂のお話では、誰かが何かの事情で休んだ際に周りの職員がカバーするという話があり、確かにそれは必要だと思いますが、カバーする人に負荷がかかってしまうとなかなかそれは継続していきません。このことについて、(株)東京堂では、どのような取組をしていましたか。

 

               

 

 

((株)東京堂 沼澤氏)

 「実際には人員的な余裕は少しありました。また、ふだんから各事業部で仕事が属人化しないように各事業部で話し合うようしていて、誰かが欠けたとしても自然とフォローできるようにしていました。ピンチの時こそ、特定の事業の廃止やアウトソーシングなどの見直しを行うチャンスだと考えており、現在も、近隣の事業部間で週に何度か移動して勤務のカバーをするようなことも続けています。

 

(村上准教授)

 (株)東京堂の沼澤氏の講演の中で、困りごとは地域で協力してカバーするという話がありましたが、県内でも(株)東京堂のような活動が広がっていけばいいと思います。県内には本学以外にも保健医療福祉系の大学がありますので、どうしても本学だけでの対応が難しいときには地域で協力し合うことが可能になればよいと思いました。

 

               

 

 

・「学生と企業人の本音トーク3」(令和5年2月12日)

働きやすい職場づくり推進事業「学生と企業人の本音トーク3」を令和5年2月12日に開催しました!
 

青森県内の大学生と企業人が「働きやすい職場」について本音でトークする企画です。令和2年度からスタートし、今回で3回目の開催です。


県内(青森市内)の企業人に、学生の本音(価値観)を知ってもらい、多様性のある職場づくりの推進に役立ててもらうため、青森商工会議所の情報誌『かけはし』に掲載していただきました。

 

本音トークの内容はこちら→「かけはし」files/kakehashi.pdfPDFファイル(821KB)


 

企業人

・青森商工会議所 副会頭 西 秀記

・青森商工会議所 専務理事 葛西 崇

・㈱NTTデータスマートソーシング BPO事業本部 青森業務部 部長 八巻 紀和

・㈱エール・キャリアスタッフ 専務 高清水 勇子

・株式会社NTTデータスマートソーシング 神 祐紀子

県内大学生

・青森県立保健大学 健康科学部理学療法学科4年 竹内 桃子                                   
・弘前大学 人文社会科学部3年 葛原 功太

・青森公立大学 経営経済学部地域みらい学科2年 小野 優香

・青森中央学院大学 経営法学部経営法学科3年 熊谷 翼
・青森中央学院大学 経営法学部経営法学科4年 スーサクン ドゥアンガモン
・青森中央学院大学 経営法学部経営法学科4年 テン ユウジェ

アドバイザー
株式会社東京堂 常務執行役員 沼澤 英理

全体進行

村上眞須美 (青森県立保健大学 看護学科准教授 )

 

                                                                                                    

( 開催日時/場所)

令和5年2月12日(日)13:30~15:00 / 青森商工会議所7階「研修室」
 

(プログラム)

 【講話】「ダイバーシティ経営のこれまでとこれから」株式会社東京堂 常務執行役員 沼澤 英理氏 

 むつ市に本社を置く㈱東京堂から、働きやすい職場づくりの取組事例を紹介いただきました。

 平成30年度に、経済産業省新ダイバーシティ経営企業100選に選ばれたことのある企業です。
 

 

 【フリートーク ~なんぼでもしゃべりへー~】
 3つのグループに分かれて本音でディスカッションしました。

   
 

         ▷グループセッション1 テーマ:働きたい職場とは?
         ▷グループセッション2 テーマ:若者が青森で働き活躍するためには?

 

  

 

グループワークで出た主な意見は、ホワイトボードにまとめました。学生からは「こんな風にしてほしい!」、企業人からは「こんなことに取り組んでいるよ!」といったリアルなお話を聴くことができました。


 

【各グループの発表 まとめ】
 学生からは、働きたい職場環境の話、賃金に対しての疑問の他、青森で働くことを考える時、老後プランのイメージまで想像できればいいと思ったなどの意見がありました。企業からは、目先の賃金以外の視点がいるのかもしれない。青森で暮らす魅力や、自己実現ができる可能性があることを更に伝える努力が必要という感想がありました。今回も様々な価値観やそれぞれのニーズについてお話を聞くことが出来ました。
 



 本学では、これからも県内企業がより皆さんの「働きやすい職場」となるよう、事業に取り組んで参ります。
 

これまでの取り組み

多様性のある働き方に関する研修会(令和4年3月23日)PDFファイル(316KB)
 

・学生と企業人の本音トーク3(令和4年2月12日)
 

学生と企業人の本音トーク2(令和4年1月22日)

 

あおもり再考~学生と企業人の本音トーク(令和3年1月24日)

・「多様性(ダイバシティ)のある職場づくりのための実践セミナー」(令和元年11月22日)
  [ジョシキャリサイト/採用力向上を目指す企業の方へ]でご覧いただけます。

 

「多様性(ダイバーシティ)のある職場づくりのための実践セミナー」(平成30年11月27日)