平成20年度卒業式式辞
Congratulations Everyone!
本日ここに、健康科学部生176名、博士前期課程生12名、博士後期課程生1名の皆さんに、卒業証書・学位記を授与できましたことは、本学にとって無上の喜びであります。卒業生・修了生の皆さんに対し心からお祝い申し上げます。そして、物心両面からご支援くださったご家族の皆様には、お喜びもまたひとしおと存じます。おめでとうございます。この記念すべき日にご臨席賜りました青森県知事、三村 申吾様を始めご来賓の皆様には、本学の教育に多大なるご尽力、ご支援をいただいておりますことを併せて厚く御礼申し上げます。
さて、4月1日から社会人として一歩を踏み出す皆さんにとって、現在のわが国の状況はご承知のとおり混沌としています。世界的にもサブプライムローンの問題から発して、経済や社会が大きく混乱しており、人々の心も方向性も極めて不透明・不安定な情勢であります。このような時代であるからこそ、本学の使命である人々の「健康と生活の質の向上」をめざし「ヒューマンケア」を実践できる人材と仕組みづくりが社会から求められているのです。
そして今、皆様は、保健医療福祉の専門家の一員として、勇敢に巣立とうとしています。この波乱に満ちた社会に送り出すにあたり、いくつかのアドバイスをしたいと思います。どれかひとつでも記憶に残り、糧になればと願います。まずは、「未知の世界に向って覚悟をすること」です。覚悟とは、諦めることではなく、現実を真直ぐに受けとめ立ち向かう態度です。それは、自分が「知らない」ということを自覚し覚悟することです。そして学びに謙虚であること、青森のジョパリ精神を生かし簡単に諦めないこと、日々の小さな一歩が人をつくりやがて飛躍し発展していくことを確信しています。2番目は「前向きにポジティブ思考であること」です。問題はあって当たり前です。大切なのは、如何に問題を捉えどのように処理していくかの探究心と冒険心を持って臨む態度です。そして“どんな問題でも自分に必要な学びである”と受け止めることです。マイナスをプラスに転換する技を早くに身につけていただきたいと思います。3番目は、「自己の可能性へのチャレンジ精神を養うこと」です。発明王といわれるエジソンは、“If we did all things we are capable of doing, we would astonish ourselves. Astonish yourself! ” (Edison) 意訳すると、“やれば可能なことを実際にやってみると、(自身の力に)驚かされる。もっともっと貴方自身を驚かせなさい!”と鼓舞しています。
最後にオバマ大統領の所信演説のなかで繰りかえされるメッセージは、「Don’t let perfect be the enemy of the good」です。「良いことをするのに完璧という名を敵とするな」とにかく「やってみよう」と議会や国民に呼びかけています。様々な理由をつけ何もしないより、良いことは出来ることからまずは行動に移す、行動力と即戦力です。是非皆さんにも学んでいただきたいと思います。卒業式は、英語で“Commencement”と言い「新しい始まり」を意味します。本学での「ヒューマンケア」の本質を忘れず、実社会での学習の積み重ねが、やがて皆さんの血となり肉となり自信となるでしょう。人の命と生活に真剣に向き合い、生き生きとたくましく専門職として活躍され、国内のみならず世界に羽ばたかれるよう、教職員一同、エールを送ります。最後にもう一度、Congratulations &Good Luck!
平成21年3月19日
青森保健大学学長 リボウィッツよし子
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