学科長あいさつ

看護の魅力 ~住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けることができる看護を目指して~

  看護は私たちの日常の生活のなかから生まれた専門職であり、基本的に生活する人々を対象とし、生命の誕生から死まで全ての時期にかかわります。人間がそこにいる限り、生活がある限り、看護の役割はなくなることはありません。このように生命を維持する日常的・習慣的ケアの実施を通して、その人の心身の状態を改善し、生きる力を引き出すのが看護です。

 

 看護の魅力は、多くの人の人生の大きな出来事すべてにかかわり、そのかかわりの中から、人間のもつ力、家族の絆、地域社会のもつ力など、あらゆる関係性のなかで、生かされ、愛されて、豊かになる人間ならではの魅力に触れることができ、お互いに成長できるということだと思います。

 

 本学科では、様々な発達段階、健康レベル、生活の場にある人々が、住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けることができる看護を目指して、地域で暮らす人々の理解を深めることができるよう地域と共に考え、共に育っていく環境を提供し、多様な専門職及び地域の人々と連携・協働し、看護の役割を発揮する能力を身に付け、ヒューマンケアを実践できる看護職として成長できるよう支援します。一緒に人間として成長していきましょう。

 

鳴井ひろみ

青森県出身。病院や教育機関での勤務を経て、2000年4月より青森県立保健大学勤務。

専門分野:がん看護学、看護学博士。

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