学科長あいさつ

人と社会のニーズに応える確かな実践力と科学的思考を身につける

 

 理学療法は転換期を迎えています。病院を主な舞台としてきた理学療法士は、超高齢社会の進展を背景に地域へ拡大し、地域包括ケアシステムの中核を担っています。医療や介護、スポーツ分野とともに、介護予防・健康増進分野での活躍はめざましく、労働衛生や生活習慣病などMultiple Preventionの視座に立った取組が拡大し、起業・独立する方も増えています。ウィメンズヘルスや災害支援、海外展開も推進されています。社会情勢の混迷化や技術革新が進展しようとも、ひとの健康と障害を対象とする専門職として、皆さんは様々な舞台で活躍することでしょう。

 

 当学科は1999年の開設当初より地域で活躍できる人材養成を指向し、国内唯一の先見的取組といえる地域実習を具体化し、現在の専門職連携教育(IPE)へと結実しています。また科学的根拠に基づく実践(EBP)が求められている中、エビデンスの深化発展と社会課題を解決する実践力を備えた人材を養成する質の高い教育と、充実した教授陣・教育研究環境を備えています。

 

 これからの理学療法を発展させるのは、皆さんです。一緒に学べることを楽しみにしています。

 

 

理学療法学科長
齋藤 圭介 教授

理学療法士、博士(保健学)

弘前市出身。病院、本学2年間を含む大学勤務を経て、本学に2023年4月より勤務。

専門分野:生活環境支援、神経障害理学療法学

研究分野:高齢者の自立支援・介護予防、神経障害・認知症理学療法

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