生態系と生活

健康科学部4学科共通

授業科目 生態系と生活
科目概要・形式 2単位 30時間 選択 配当年次 1年前期
科目責任者 佐 藤 伸
担当者 佐 藤 伸、 井 澤 弘 美

1.科目のねらい・目標

 私たちは、様々な科学技術を擁して経済活動を拡大し、生活の利便性や豊かさを追及してきた。そのおかげで、私たちの暮らし向きは飛躍的に向上した。その一方で、地球温暖化、異常気象、オゾン層の破壊、酸性雨、化学物質汚染等の環境問題が深刻化している。さらに、野生生物などの生物多様性をはじめとする生態系の崩壊も、危機に瀕している。この講義では、人間の活動や科学技術が、私たちの外なる生活環境にどのような影響を与えているのかを理解し、生態系(自然)保護の重要性を学ぶ。その上で、今後、私たち人間はどのように自然と共生し、次世代へ豊かな自然を残すかを考えることを目標とする。

2.授業計画・内容

第1回   イントロダクション 地球の歴史・生命の歴史 
第2回   今日の環境問題-人間の生活活動そのものが、生態系の汚染行為か? -
第3回   地球温暖化が生態系に及ぼす影響
第4回   生態系における「モノの流れ」、「エネルギーの流れ」
第5回   水辺(湖沼・湿地・河川など)の生態系の保護について考える
第6回   水質浄化への取り組み(酸性雨を含めて)
第7回 遺伝子組み換え作物(1) 開発・利用の実態
第8回 遺伝子組み換え作物(2) 環境・社会への影響
第9回 微生物のガス代謝と地球環境
第10回 農業による環境保全と環境破壊
第11回 バイオマスエネルギーの現状と未来
第12回 オゾン層破壊の原因とその結果
第13回 環境問題の考え方 ~目標リスクと対抗リスク~
第14回 まとめと評価

〔担当〕佐 藤:1、2、3、4、5、6、14
井 澤:7、8、9、10、11、12、13

3.教科書

特に、ありません。授業中に参考資料を配布します。

4.参考書

・環境・循環型社会・生物多様性白書(環境省編)
白書情報:http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

5.成績評価方法

レポート課題(70%)、授業への参加度(30%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

・授業では、パワーポイントを使った解説だけではなく、ビデオ学習なども行い、主体的な学習が深まるようにしていきたいと思います。
・今日の生活環境や環境問題について広い視野に立って、積極的な態度で自主的に学習していくことを望みます。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

パワーポイントやビデオ学習により授業をすすめます。特に、ビデオ視聴後では小課題を設け、発表討論などを実施して環境汚染について理解を深めます。

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