社会生活と法

健康科学部4学科共通

授業科目 社会生活と法
科目概要・形式 2単位 30時間 選択 配当年次 1年後期
科目責任者 大竹 昭裕
担当者 大竹 昭裕

1.科目のねらい・目標

「法(法律)」は、ついつい無味乾燥なものと思われがちであるが、我々の社会生活のなかで発生する様々な問題やトラブルを未然に防ぎ、またそれらを解決する役割を果たしている。ここでは、具体的な事例や判例を素材に法(法律)が果たしている役割を理解すると同時に、そこに含まれる問題点・課題を自ら考える力を培っていく。

2.授業計画・内容

 次のようなトピック例のなかからいくつかを取り上げる。ビデオを鑑賞して考えてもらう時間も設ける予定である。所々で小レポートの提出を求める。
1.入試小論文問題による法学入門
2.昔、親殺しがあった――法と道徳・法の下の平等
3.ベアテ・シロタを知っていますか――男女の平等
4.その再婚ちょっとまった――女性の再婚禁止期間
5.どうして私の姓を変えないといけないの――夫婦同姓
6.外に愛人をつくっておいて離婚してくれとは――有責配偶者からの離婚請求
7.なぜ私の相続分が少ないのですか――非嫡出子の法定相続分
8.私は日本人(のはず)です――国籍法を考える
9.日常生活のなかのアクシデント――悪徳商法による被害から身を守る
10.昔なら打ち首獄門――死刑と残虐な刑罰
11.裁くのはあなた――裁判員制度
12.いきなりクビだなんて――雇用社会のルール
13.人間らしく死にたい――尊厳死・安楽死
14.残念ながら、それは持ち込めません――税関検査と表現の自由

3.教科書

 授業の際、レジュメを配布する。
 但し、各自任意の六法全書(例えば、『デイリー六法』(2018年版、三省堂)を用意すること。
 (社会福祉学科の諸君は、すでに購入している2017年版の六法全書でよい。)

4.参考書

授業のなかで適宜紹介する。

5.成績評価方法

学期末定期試験(80%)、小レポートと授業への参加度(20%)により評価する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 「法」に関する議論はとかく難しいという印象があるが、できる限り分かり易い言葉で説明していく。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 普段から、新聞、テレビニュースなどの報道に目を向けて下さい。様々な法的問題が提起されているはずです。

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