人間関係とコミュニケーション

健康科学部4学科共通

授業科目 人間関係とコミュニケーション
科目概要・形式 2単位 30時間 必修 配当年次 2年前期:看護(2クラス)     
2年後期:社福(1クラス)理学・栄養(1クラス) 
科目責任者 川内規会
担当者 川内規会

1.科目のねらい・目標

 人と人とのつながりが求められている現代社会で、互いの十分な人間関係を構築できない現象が社会的に問題視されています。
 本講義では、コミュニケーション論に基づく人間関係の基礎的概念を学び、これらの理論を基に心と行動に柔軟性が伴うよう各々が必要とされるコミュニケーションを考え、理解を深めることがねらいです。また、現代社会における自己と他者の関係性を捉え、ものの見方を再考することで、効果的なコミュニケーションの運用能力を養うことを目指しています。

2.授業計画・内容

1.  コミュニケーションの基礎理論
2.  コミュニケーションのプロセスとメカニズム
3.  現代社会の人間関係/自己と他者の関わり
4.  異文化コミュニケーション・スタイル
5.「伝える」の概念: バーバル・コミュニケーションの視点から
6.  「伝わる」の概念:ノンバーバル・コミュニケーションの視点から
7.  相互行為としてのコミュニケーションⅠ
8.  相互行為としてのコミュニケーションⅡ
9.   自己概念/Self-concept
10. 自己開示/Self-disclosure
11. Assertiveなものの考え方Ⅰ: 理論 
12. Assertiveなものの考え方Ⅱ:実践 
13. Active Listening
14. 保健・ 医療・福祉の現場で必要とされるコミュニケーションの力


3.教科書

独自のテキストを使用するので、毎回プリントを配布します。

4.参考書

授業中に適宜、指示します。

5.成績評価方法

試験(70%)、授業参加状況(発表や提出物など、10%)、レポート(20%)により総合的に評価します。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

「コミュニケーションの理論がわかったので将来に役立つと思った」「コミュニケーションの概念が変わった」というコメントが多数ありました。今後も理論と実践を組み合わせながら、社会に対応できる力を養うことのできる授業を展開したいと思います。また「グルーフ゜ワークが楽しかった。」という声もありましたので、授業形態も工夫していきたいと思います。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

概念を中心に学びますが、自己のコミュニケーション経験の反省的理解を深めていく場でもあります。将来的にも多様な人々とコミュニケーションをとる職場で活かすことができるように、向上心を持ちながら継続して取り組んでください。


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