人間と演劇

健康科学部4学科共通

授業科目 人間と演劇
科目概要・形式 1単位 30時間 選択 配当年次 2年 後期
科目責任者 工藤 千夏 担当者 工藤 千夏

1.科目のねらい・目標

 演劇は、人間の感情や他者との関係性を考えるのに最も適した芸術です。俳優育成のためのレッスンからコミュニケーションに特化したプログラムを選び、実際に演じること・感じることを体験してもらいながら、本学の柱である「保健医療・福祉と人間」を考えていきます。シアターゲーム、DVDや劇場での観劇、エチュード(即興演劇)の体験等を楽しんでいるうちに、口に出している言葉の裏の深い気持ちを慮ることのできる人間性が育くまれます。
 どんな職業に就こうと、劇場という場所に無縁な生活を送ろうと、生きていく限り人は人と関わります。授業自体が、受講生の経験として生かされる時間になることを目指したいと思います。

2.授業計画・内容

 第1回 演劇コミュニケーション(1)ことば、日常会話、台詞
 第2回 演劇コミュニケーション(2)紹介する、説明する、ノンバーバルで伝える
 第3回 演劇コミュニケーション(3)クレームをつける、クレームを聞く①
 第4回 演劇コミュニケーション(4)クレームをつける、クレームを聞く②
 第5回 演劇コミュニケーション(5)挨拶、世間話とドラマチックな会話①
 第6回 演劇コミュニケーション(6)挨拶、世間話とドラマチックな会話②
 第7回 演劇コミュニケーション(7)笑わせる、怒らせる〜ムードについて①
 第8回 演劇コミュニケーション(8)笑わせる、怒らせる〜ムードについて②
 第9回 演劇コミュニケーション(9)話しを聞く技術、あいづちの可能性①
 第10回 演劇コミュニケーション(10)話しを聞く技術、あいづちの可能性②
 第11回 演劇コミュニケーション(11)仲間に入れる会話、仲間はずれにする会話①
 第12回 演劇コミュニケーション(12)仲間に入れる会話、仲間はずれにする会話②
 第13回 演劇コミュニケーション(13)ディベート「命」を演じる①
 第14回 演劇コミュニケーション(14)ディベート「命」を演じる②

※登録学生数等によって、ワークショップ内容の順番は変更の可能性あり。
※授業期間とタイミングが合えば、講師の関わっている青森市内で上演される演劇を実際に観劇(無料招待)し、その感想をレポートとして提出する授業に振替の可能性あり。

3.教科書

なし。必要に応じてコピーを配付します。

4.参考書

なし。

5.成績評価方法

講義(いわゆる説明)ではなく、ワークショップ中心。日常生活や将来の仕事で役立つコミュニケーション・スキルが身につくよう、具体的にシュミレーションする演劇体験型の授業です。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

講義(いわゆる説明)ではなく、ワークショップ中心。日常生活や将来の仕事で役立つコミュニケーション・スキルが身につくよう、具体的にシュミレーションする体験型の授業です。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

俳優養成講座ではないので、俳優としての技術や演技力を伸ばすことは目標ではありません。演劇経験も問いません。コミュニケーションに真剣に向き合うか、「生と死」というテーマをどう考えるか、積極的に創作や上演準備に取り組む姿勢に期待します。筋力トレーニングや柔軟体操はやりませんので、ある程度動きやすい格好であれば服装は自由ですが、極端なハイヒール等は好ましくありません。筆記用具、ルーズリーフは必ず持参してください。

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