健康科学演習

健康科学部4学科共通

授業科目 健康科学演習
科目概要・形式 1単位 30時間 演習 必修 配当年次 1年 前期
科目責任者 杉 山 克 己 担当者 勘林秀行, 吉池信男,古川照美,千葉敦子,鹿内彩子,廣森直子,杉山克己

1.科目のねらい・目標

フィールドワークを通して、
①健康科学概論で学んだことを,実際に地域の人々の生活や健康の考え方にふれることによって
 ダイナミックに理解する。
②多職種連携の為の基礎技術(グループワーク、コミュニケーション等)を体験的に理解する。
③地区把握調査の基本的な方法・技術について理解する。

2.授業計画・内容

Ⅰ.オリエンテーション
1.演習のねらい・目標の解説と予定
2.この科目の大学における位置づけ

Ⅱ.学内演習・グループワーク
1.ガイダンスとフィールドワークの基礎1(グループ作り等)
2.フィールドについての基礎的理解
3.フィールドワークの基礎2(インタビュー等のデモンストレーションその方法理解等)
4~5.地区把握のための準備学習(地区割りと小グループでの具体的行動計画の作成等)
6~7.演習計画の作成とまとめ方(KJ法解説、発表方法の学習等)
8.フィールドワーク実施のための準備(準備品、具体的移動計画等の検討)

Ⅲ.フィールドワーク(詳細は授業時に配布する『実施要項』参照)
1.地区観察・地区視診
2.訪問インタビュー調査

Ⅳ.学習のまとめと全体報告会
1~3.学内にて、各グループごとにフィールドワークの結果をまとめる
4.グループごとに全体報告会
5.講評とまとめ

3.教科書

特に指定なし

4.参考書

・宮内泰介:自分で調べる技術-市民のための調査入門,岩波書店,4-00-700117-0
・ICF(国際生活機能分類)の理解と活用-人が「生きること」「生きることの困難(障害)」をどうとらえるか,発行:きょうされん,発売:萌文社,4-89491-096-9
・島内憲夫 編訳・鈴木美奈子 訳書評:ヘルスプロモーション~WHO:オタワ憲章~,垣内出版,2013、ISBN978-4-7734-0401-2

5.成績評価方法

個人レポート(40%),フィールドワーク・グループワークへの主体的・積極的な取組状況(30%),グループでの提出物(10%)や発表(20%)より評価する。
なお、フィールドワークへの参加は必須。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

・「健康科学概論」との関連について、より明確に意識できるようにする。
・より実情にあった時間配分とした。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

①フィールドワーク及びその前後の学習はグループ単位で行います。
②現在保健医療福祉分野では多職種がチームを組んで行うことは「当然のこと」になっていますので、多様な人々とのグループ活動が苦手な人はこの際に克服を目指してください。
③フィールドワークの性質上、日常の学習態度(例えばグループワーク)等も重視します。
④ただし、どうしてもグループに馴染めないなど個別的事情等に関する相談にも積極的に応じます。遠慮無く、いずれの教員でも構いませんので相談してください。

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