人体構造機能学

健康科学部看護学科

授業科目 人体構造機能学
科目概要・形式 3単位 90時間 必修 配当年次 1年前期
科目責任者 尾﨑 勇
担当者 尾﨑 勇
神成 一哉
岩月 宏泰
李 相潤

1.科目のねらい・目標

各種疾患の病態を理解するためには、正常な人体の構造と機能についての知識が必要である。その意味で、今後4年間の学習の基礎となるのが本講座である。人体の構造と機能に関する基本的な知識を習得し、生体・生命のホメオスタシスの機序を把握することといくつかの疾患の病態を理解することが、本講座の目的である。目標は,講義終了時点で、解剖・生理学関連の国家試験問題を解けるようになること。

2.授業計画・内容

1回当たり2コマ授業
<構造面>
 1)オリエンテーション・総論
 2)骨格系
 3)筋系 
 4)消化器系
 5)呼吸器系 
 6)泌尿器系 
 7)生殖器系
 8)循環器系(心臓)
 9)循環器系(血管系,リンパ系)
 10)中枢神経系
 11)末梢神経系
 12)感覚器系
 13)組織学
 14)発生学
 15) まとめ

<機能面>
 1)オリエンテーション・体液と血液(1)
 2)体液と血液(2)
 3)代謝と体温
 4)消化吸収 
 5)循環 
 6)呼吸 
 7)腎機能 
 8)酸塩基平衡 
 9)内分泌系 
 10)生殖機能 
 11)神経系(1) 
 12)神経系(2) 
 13)神経系(3) 
 14)感覚器
 15)  まとめ
【構造面と機能面は別々に筆記試験を課す】

3.教科書

藤田恒夫著:「入門人体解剖学 (改訂第5版)」,南江堂,2012年,ISBN 978-4-524-24237-5
貴邑冨久子・根来英雄著:「シンプル生理学(第7版)」,南江堂,2016年,ISBN 978-4-524-26664-7

4.参考書

安田 峯生,山田重人 訳(TW Sadler著):「ラングマン人体発生学 (第10版)」,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016年,  ISBN 978-4895928397
坂井 建雄,橋本 尚詞著:「ぜんぶわかる人体解剖図」,成美堂,2010年,ISBN 978-4415306193 
坂井建雄編:「カラーイラストで学ぶ 集中講義解剖学」,メジカルビュー社,2012年, ISBN 978-4758300889 
岡田隆夫編:「カラーイラストで学ぶ 集中講義生理学(改訂2版)」,メジカルビュー社,2014年, ISBN 978-4-7583-0095-7 
御手洗玄洋 総監訳:「ガイトン 生理学 (原書第11版)」, エルゼビア・ジャパン,2010年, ISBN 978-4-86034-724-6
ベアー,コノーズ,パラディーソ著,加藤宏司ほか訳:「神経科学~脳の探求~」,西村書店,2007年,ISBN 978-4-89013-356-7
小澤瀞司,福田康一郎 監修:「標準生理学(第8版)」,医学書院 ,2014年,ISBN 978-4260017817

5.成績評価方法

構造面と機能面の定期試験を個別に行う。その平均で総合評価する。しかし,構造面と機能面のいずれか一方が不合格の場合,個別に再試を行い,総合評価はその再試結果に準じる。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

解剖学・生理学ともに難しいのですが,いろいろな病気を理解する上で必要不可欠な知識ですので,学生のみなさんの努力(予習や復習)に期待します。講義中に聞き取れないときや理解できないときには,遠慮なく手を上げて「もう一度話して下さい」と合図して下さい。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

資料は配付しますが、機能面の資料は、インターネット経由でカラー版を閲覧・取得することが可能です。毎回の小テストの成績が定期試験の成績に反映されますので,日頃からよく復習して下さい。

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