実践基礎看護技術Ⅰ

健康科学部看護学科

授業科目 実践基礎看護技術Ⅰ
科目概要・形式 2単位 60時間 必修 配当年次 1年前期
科目責任者 藤本 真記子

担当者 藤本 真記子、角濱 春美、木村 恵美子、福井 幸子、小池 祥太郎、市川 美奈子、小林 昭子、沼田 祐子

1.科目のねらい・目標

 患者の日常生活を援助するための基本的技術の具体的方法について演習を通して学ぶ。
援助技術ひとつひとつの基礎となる諸要素と根拠を理解する。
援助を行う中で、看護師として必要な態度を身に付ける。

2.授業計画・内容

 以下の内容について、日常生活を援助する上で必要な基本的技術を、患者役割・看護師役割をとりながら、体験的に学習する。
1、 2) 感染から患者と自分を守る技術1(手洗い、器材消毒)
3~ 5)環境調整技術 (シーツの畳み方、ベッドメイキング)
6~ 8)基本的観察技術1 (血圧測定)
9、10)基本的観察技術2 (就床患者のバイタルサイン測定、氷枕作成)
11、12)活動・休息の援助技術1 (ポジショニング・体位変換・ボディメカニクス)
13、14)活動・休息の援助技術2 (車椅子・ストレッチャーへの移乗、移送)
15、16)衣生活の援助 (シーツ・寝衣交換)
17)  清潔の援助技術 (総論、爪切り)
18)  感染から患者と自分を守る技術2 (個人防護具、感染性廃棄物の取り扱い)
19、20)清潔の援助技術1 (洗髪)
21、22)清潔の援助技術2 (清拭)
23、24)清潔の援助技術3 (陰部洗浄)
25、26)食事の援助技術 (食事の介助、口腔ケア)
27、28) 排泄の援助技術 (便尿器の介助、オムツ交換)
29、30)コミュニケーション、安全を守る技術

 以上全30コマ―15回の予定 ( )内は演習を行う予定の援助技術項目
なお、授業時間の都合上、演習内容が変更になる場合がある。

3.教科書

1)系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ,第16版,医学書院,2015.
  ISBN978-4-260-01999-6
2)系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ,第17版,医学書院,2017.
  ISBN978-4-260-02760-1
3)角濱春美・梶谷佳子編集:看護実践のための根拠がわかる 基礎看護技術,メヂカルフレンド社,2015.
  ISBN978-4-8392-1585-9

4.参考書

授業の中で随時紹介する

5.成績評価方法

 筆記試験(50%)、実技試験(40%)、事前学習などの提出物および演習の参加態度(10%)で評価する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 授業評価は平均4.8で、特に授業への取り組み姿勢、自主的学習や学ぶことへの意欲に高い評価がついていたことを嬉しく思っています。複数の教員で話し合いながら、授業の理解を深めるための事前(事後)学習課題、視聴覚教材やチェックリストを作成し、それぞれの技術の動きをイメージして演習に臨めるように工夫しています。これからも視聴覚教材や演習方法の修正を随時行い、皆さんの理解を深められるよう努力していきます。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 ユニフォーム・ナースシューズがくるまでは、Tシャツか薄手のトレーナー、ジャージ、運動靴を着用して授業に臨んでください。また、1万円程度の聴診器を購入していただきます。いずれも詳細については、授業の時に改めて説明します。


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