基礎看護実習Ⅰ

健康科学部看護学科

授業科目 基礎看護実習Ⅰ
科目概要・形式 2単位 90時間 必修 配当年次 1年 後期
科目責任者
福井 幸子
担当者 福井 幸子    角濱 春美
木村 恵美子    藤本 真記子
小池 祥太郎     小林 昭子
市川 美奈子  沼田 祐子

1.科目のねらい・目標

1)目的
(1)入院患者の生活及び生活の看護援助を学び、見学・実践を通して看護について考える。
(2)患者および患者をとりまく人々とよい関係を築き、患者の理解を深める。
2)目標
(1)入院患者の生活について知る。
(2)受け持ち患者に必要な生活の援助を行う。
(3)患者および患者をとりまく人々とよい関係を持ち、看護者としてふさわしい行動をとる。
(4)受け持ち患者の状態を多方面から把握する。
(5)実習での経験を通し、看護について考える。

2.授業計画・内容

1)実習の内容:
 病院見学では、病院で働く人々の職種や役割を知り、患者の生活との関わりを考えることができるように病院内   
 の様々な部門や設備を見学します。
 病棟体験では、看護師と行動を共にし、看護師が受け持つ患者の援助を通して、患者の病院での生活の流れと、
 生活の援助の実際を知ります。
 受け持ち患者の援助では、成人期または老年期の患者を1名受け持ち、患者を理解するために情報収集を行い、
 実践基礎看護技術Ⅰで学んだ援助を中心に個別性をふまえた日常生活の援助を看護師・教員の指導のもとで
 実践します。
 看護の実践やカンファレンスを通して、さらに看護学概論等での学びを想起して看護について考えを深め、レポー
 トにまとめます。

2)実習病院 : 青森県立中央病院、公立野辺地病院、あおもり協立病院の3施設(予定)

3)実習期間と方法: 
※病院実習は、前半(Aグループ)・後半(Bグループ)に分かれて実習します。
学内オリエンテーション : 9月25日(月)A305教室,ABグループ全員
学内報告会 : 10月18日(水)A305教室,ABグループ全員
※Aグループ  9月26日(火) 病院見学,9月27日(水)病棟体験,9月28日(木) ~10月4日(水)受け持ち患者の援助
※Bグループ 10月5日(木) 病院見学,10月10日(火)病棟体験,10月11日(水) ~10月17日(火)受け持ち患者の援助

3.教科書

実習要項等は事前に配布します。

4.参考書

・「看護学概論」、「実践基礎看護技術Ⅰ」で紹介された書籍、資料
・日常生活の援助や受け持ち患者の看護を深めるために必要な書籍
(実践基礎看護技術Ⅰ・人体構造機能学・病理学・看護理論など)

5.成績評価方法

実習目標の到達度(実習の内容・実習記録、実習態度、レポート)で評価します。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

授業評価の各項目とも全体平均以上の高い評価をいただいていますが、特に「授業に真摯に取り組んだ」や、「授業内容に関して更に学びたくなった」が高く、自由記述では“看護とは何かを学べた、実習を通して人間としても成長することができた、教員や看護師のアドバイスにより援助計画が立てられた・勉強になった、もっと自分の技術を向上させたいと思った、臨床の場を想像して授業に取り組めそう、後期の授業に対して真剣に学ぼうと思った”など、充実した様子を示すポジティブな意見が多かったです。
これからも、皆さんの実習での学び、そして意義が深められるよう準備をし、関わっていきたいと考えています。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

特別な理由がない限り、実習前に各種予防接種を済ませておいてください。
実践基礎看護技術Ⅰで習得した技術については、確実に実施できるように、自己練習を積み重ね、臨んでください。

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