経過別看護援助論

健康科学部看護学科

授業科目 経過別看護援助論
科目概要・形式 2単位 30時間 必修 配当年次 2年前期
科目責任者 鳴井ひろみ
担当者 鳴井ひろみ・井澤美樹子・本間ともみ・千葉武揚・平尾明美

1.科目のねらい・目標

1)健康レベルに応じた対象者の理解に必要な基礎知識と看護実践に有用な理論を学ぶ。
2)成人期にある人の健康レベル(急性期、慢性期、回復期・維持期、終末期)における身体的・精神的・社会的特徴と、そのレベルに応じた援助方法を習得する

2.授業計画・内容

第1回 成人看護学とは;成人への看護、成人期にある人の健康レベルに応じた看護
第2、3回 急性期を体験している人の理解と看護
  ・急性期にある患者の特徴
  ・急性期看護の特徴と看護活動
第4回 手術を経験する人の理解と看護
  ・周手術期看護の特徴
  ・手術を経験する患者の身体的・心理的・社会的特徴
第5回 手術を経験する人の理解と看護
  ・術前・術中期の看護の特徴
第6回 手術を経験する人の理解と看護
  ・術後期の看護の特徴
第7、8回 回復期にある人の看護
  ・回復期にある人の看護の特徴
  ・障害をもちながら生活する人を支援する看護
第9回 慢性期にある人の理解
  ・慢性の病気と健康の捉え方
  ・慢性性における人の思い
  ・生活者という視点
第10回 慢性期にある人の看護  
  ・セルフマネジメントモデル 
  ・成人教育学
  ・自己効力理論
第11回 慢性期にある人とその家族の看護
  ・エンパワメント
  ・家族の理解と看護
第12回 終末期にある患者の理解と看護
  ・終末期の意味と概念
  ・終末期医療の現状と倫理的課題
  ・終末期における看護師の役割と機能
第13回 終末期にある患者の理解と看護
  ・終末期にある患者の心理的プロセス
  ・終末期にある患者の苦痛と援助
第14回 終末期にある患者の家族の看護

3.教科書

小松浩子他、編:「成人看護学総論 医学書院」、2012年、ISBN 978-4-260-00905-8 (1年次、人間発達援助論にて購入済み)
氏家幸子監修:「成人看護学〈F〉終末期にある患者の看護」、廣川書店、2011年、ISBN978-4-567-58562-3
池松裕子・山勢善江編集:「急性期看護論」、ヌーベルヒロカワ、2005年、ISBN978-4-902085-12-9
雄西智恵美・秋元典子編集:「周手術期看護論」、ヌーベルヒロカワ、2014年、ISBN978-4-86174-060-2
鈴木志津枝・藤田佐和編集:「慢性期看護論第3版」、ヌーベルヒロカワ、2014年、ISBN978-4-86174-061-9
酒井郁子・金城利雄編集:「看護学テキストシリーズNiCE リハビリテーション看護」、南江堂、2010年、ISBN978-4-524-25081-3

4.参考書

エレイン・N・マリーブ著:「人体の構造と機能 第4版」、医学書院、2015年、ISBN978-4-260-02055-8
竹内登美子編:「周手術期看護2 講義から実習へ」、医歯薬出版、2000年、ISBN978-4-263-23244-6
内藤寿喜子・藤村龍子編集:「看護学体系 成人の看護」、日本看護協会出版会、1996年、ISBN4-481800510-X
川島みどり・菱沼典子監修:「臨床看護叢書2 経過別看護」、メヂカルフレンド社、2011年、ISBN978-4-8392-1398-5
安酸史子他編集:「ナーシング・グラフィカ 25 成人看護学 セルフマネジメント」、メディカ出版、2005年、ISBN4-8404-1114-X
横山美樹・石川ふみよ編集:「ヘルスアセスメント」、ヌーベルヒロカワ、2005年、 ISBN978-4-902085-17-4

5.成績評価方法

筆記試験

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

学生に分かりやすいように資料等の工夫をしています。しかし、広範囲にわたる内容ですので、わかりにくいこと、疑問点などは講義時間に積極的に質問をしてください。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

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