ヘルスアセスメント各論

健康福祉学部 看護学科

授業科目 ヘルスアセスメント各論
科目概要・形式 1単位・30時間 必修 配当年次 2年 後期
科目責任者 角濱 春美 担当者 角濱 春美、佐藤 愛、谷川 涼子、福井 幸子、藤本 真記子、小池 祥太郎、市川 美奈子、伊藤 耕嗣、小林 昭子、沼田 祐子

1.科目のねらい・目標

ベーシックヘルスアセスメントで学んだフィジカルアセスメントの技法を基盤とし、看護の対象の健康状態をアセスメントする方法を、より広範囲に実践的に学ぶ。母性、小児、成人、老年期の人々へのフィジカルアセスメントの活用方法を学ぶ。

2.授業計画・内容

1)成人期・老年期のヘルスアセスメント 8コマ (担当:角濱春美、藤本真記子、福井幸子、小池祥太郎、市川美奈子、小林昭子、沼田祐子)
ねらい
(1)患者の状態や問題に合わせたフォーカスアセスメントの方法を理解する。
(2)アセスメントに伴う患者への説明方法や、患者心理について理解する。
方法
第1~4回 心電図の理解、12誘導心電図の取り方と読み方(演習:12誘導心電図)
        乳房・生殖器系のアセスメント(ビデオ学習)
第5~8回 問診の方法
        患者の状態にあわせてフィジカルアセスメントの技法を選択して行う演習を行う。
        演習をもとに、模擬患者を活用した実技試験を行いフィードバックを受ける。
2)小児期のヘルスアセスメント 4コマ((担当:谷川涼子、伊藤耕嗣)
 ねらい :小児のヘルスアセスメントの方法を理解する。
 方法
第1~4回 小児の成長・発達をふまえ、小児領域で用いられるフィジカルアセスメントおよび成長・発達の評価方法について学ぶ。小児フィジカルアセスメントのDVD、および事例を用いて演習を行う。
3)妊産婦のヘルスアセスメント 3コマ(担当:佐藤愛)
 ねらい :妊産婦のヘルスアセスメントの方法を理解する。
 方法  
第1・2回 妊婦・褥婦の特徴をふまえ、母性領域で用いられるアセスメントの技法について学ぶ。
第3回   事例を用いたアセスメントの演習を行う。

3.教科書

角濱春美編:看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術,メヂカルフレンド社,2014.ISBN:978-4-8392-1585-9(1年前期購入済)
濱中喜代編:新体系看護学全書『小児看護学② 健康障害をもつ小児の看護』,メヂカルフレンド社,2016 ISBN:978-4-8392-3286-3 C3347(小児看護学概論 指定教科書)
新道幸惠編:新体系看護学全書 母性看護学②マタニティサイクルにおける母子の健康と看護,メヂカルフレンド社,2014. ISBN:978-4-8392-3288-7(母性看護概論 指定教科書)

4.参考書

授業時に提示

5.成績評価方法

母性・小児看護領域のヘルスアセスメントの筆記試験(50%)
成人・老年期のヘルスアセスメントの実技試験(50%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

授業の総合評価、学生の意欲、分かりやすさ等、全ての項目で高い評価を得ています。「ためになる授業であった」との意見が多いので、今後も臨床看護実践に直接的に役立つ知識・技術を分かりやすく伝えるように教育内容の精選と、教材開発の努力を続けていきます。
実技評価では、模擬患者を活用した試験を行っています。臨床に即した内容であり、学びが大きかったと評価されています。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

基本として着替えは不要です。演習の準備については事前に掲示をすることもありますので、注意してください。

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