成人看護援助論Ⅲ

健康科学部看護学科

授業科目 成人看護援助論Ⅲ
科目概要・形式 1単位・30時間 必修 配当年次 3年 前期
科目責任者 井澤 美樹子
担当者 井澤 美樹子、 伝法谷 明子、池田 和子

1.科目のねらい・目標

1 科目のねらい
セルフマネジメントが必要な慢性病および生活習慣病をもつ成人を対象として、治癒過程の支援や療養生活支援について学習する。
2 目標
①セルフマネジメントを必要とする状況にある慢性病患者の病態・症状・治療法を理解し、看護に結びつけて説明できる。
②慢性病とともに生きる成人の身体・心理・社会関係に与える影響を理解し、療養法を生活に取り入れ実践していくための看護援助を理解できる。
③理論・モデルを活用してアセスメントし看護過程が展開できる。
④慢性病患者の援助に必要な看護技術について、患者ー看護師役割体験の演習を通して習得する。

2.授業計画・内容


第1回 慢性病とともに生きる人の理解 
第2回 糖尿病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第3・4回 糖尿病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護-演習
第5回 慢性腎臓病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第6回 血液透析療法が必要な人のセルフマネジメントを支援する看護
第7・8回 慢性心不全とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第9・10回 肝炎・肝硬変とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第11・12・13回 慢性病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護の実際-発表-
第14回 HIV/AIDSとともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
*1~10回は、病態や治療などの事前学習が必須

3.教科書

 鈴木志津枝、藤田佐和編集:「慢性期看護論第3版」ヌーベルヒロカワ、 2014、ISBN 978-4-86174-061-9 (2年前期経過 
  別看護援助論で購入済み)
 日本糖尿病学会著:「糖尿病食事療法のための食品交換表第7版」文光堂、2013、ISBN 978-4‐8306‐6046-7

4.参考書

安酸安子他編集:ナーシンググラフィカ25成人看護学 セルフマネジメント、メディカ出版、2013、ISBN978-4-8404-4129-2   浅野嘉延、森山直樹編集:看護のための臨床病態学、南山堂、2014、ISBN978-4-525-50512-7(成人疾病治療論Ⅰ・Ⅱで購入済み)                                        
 

5.成績評価方法

 筆記試験(80%)、課題レポート(10%)、演習への参加度(10%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

実際の場に近い状況の事例を活用して講義・演習を行います。自己学習→グループワーク→全体での共有というプロセスを通して、「知っている」から「活用できる」を目指した学習ができるように工夫をしています。資料が多くなる場合もありますが、随時確認しながら進めます。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)


解剖学・生理学・薬理学・成人疾病治療論ⅠⅡ・経過別看護援助論で学んだ知識を活用した能動的な学習を期待します。
事前学習課題を講義前に配布しますので、必ず自己学習して講義に臨んでください。
2年前期の経過別看護援助論(慢性期)と成人疾病治療論Ⅱの資料を使用しますので持参してください。
ロールプレイやグループワークを頻回に行います。実習直前で大変だと思いますがチームワークで乗り越えましょう。

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