発達援助実習Ⅰ(小児看護)

健康科学部看護学科

授業科目 発達援助実習Ⅰ(小児看護)
科目概要・形式 2単位 90時間 選択 配当年次 3年前期
科目責任者 田中 栄利子
担当者 田中 栄利子、谷川 涼子、伊藤 耕嗣、石切 麻希子

1.科目のねらい・目標

<ねらい>
小児期にある対象とその家族を理解し、個々の健康と成長発達段階に応じた看護ができる基礎的能力を
養う。
<目標>
1)保育園児とのかかわりを通して、乳幼児期の個々の健康と成長発達段階を理解し、健康な子どもへの
 適切な援助方法について理解できる。
2)健康障害を抱えた子どもとその家族の看護を通して、健康障害が及ぼす影響について理解できる。
3)健康障害を抱えた子どもとその家族の看護を通して、望ましい環境と必要な看護援助について
 理解し、基礎的な小児の看護を実践できる。

2.授業計画・内容

1)学内オリエンテーション
 実習に関するオリエンテーションを2回(実習約1ヶ月前:全体ガイダンス、実習直前:クール別ガイダンス)行う。

2)実習施設
 青森県立中央病院 小児科病棟、NICU病棟
 青森市民病院 小児科病棟
 青森市内の保育所(園)

3)実習方法
 集中実習
 実習期間 平成29年6月5日~平成29年7月14日( 各クール10日間×3クール ) 
 *学生は実習期間中に、保育所(園)実習と小児科病棟またはNICU病棟で患児を受け持つ実習を行う。
 
4)実習内容
 実習前に実習概要や必要な検査(小児感染症、便細菌検査)などについての全体ガイダンスと、クール別の直前全体・施設別オリエンテーションを行なう。
 ・保育所(園)実習では、実習開始前に事前訪問を行い、オリエンテーションを受けて実習を開始する。学生は各クラ
  スに入り、担当保育士の指導のもとに実習を行う。
 ・病棟実習(小児科病棟またはNICU病棟)では、基本的に1名の患者を受け持ち、看護過程を展開する。

3.教科書

なし

4.参考書

小児看護概論、小児看護援助論、小児疾病治療論、家族援助論、人間発達援助論等で使用した教科書、参考書、配付資料すべて
その他、小児の日常生活の援助や看護に必要な看護学書

5.成績評価方法

実習内容・実習記録(70%)、実習態度・姿勢(30%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

保育所(園)および病棟実習はそれぞれ5日間と短い実習期間ですが、皆さんが実習で学びやすいように、保育士の先生方や病棟スタッフと連絡および協力しながら実習環境を整えていきます。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 病棟実習では、子どもの健康レベルと成長発達段階に応じた看護を理解していきます。健康障害についての理解と同様に、子どもの発達を捉えることも重要ですので、人間発達援助論、小児看護概論、小児看護援助論で学習した内容も十分に復習をして臨んでください。
 また、子どもへの安全・安楽な看護を提供するため、清潔の援助など小児看護技術を実施する前には、必ず学内で練習をしてください。
 健康な状態で実習に臨めるよう、体調管理に十分留意してください。

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