理学療法管理論

1.科目のねらい・目標

授業の目的は，1）医療事故の事例研究を通して，理学療法士の法的責任と業務の安全性を高める手法について
学ぶ，2）理学療法実施時にみられる患者の全身状態の急変の徴候を察知し，対処方法を理解することである。

2.授業計画・内容

１．医療事故の法的責任①
２．医療事故の法的責任②
３．医療安全対策①
４．医療安全対策②
５．理学療法施行時のリスクマネジメント（呼吸循環器疾患）
６．理学療法施行時のリスクマネジメント（中枢神経疾患）
７．まとめ

　

3.教科書

亀田メディカルセンター編：リハビリテーションリスク管理ハンドブック（第2版），メシ゛カルヒ゛ュー社，2012（ISBN：9784758314503）

4.参考書

聖マリアンナ医科大学リハビリテーション部編：理学療法リスク管理マニュアル（第３版），三輪書店，2011（ISBN；9784895903868）
深谷翼：医療関係者のための医療事故と法的責任．南山堂，1994（ISBN:4525445114）
押田茂實：実例に学ぶ医療事故（第２版）．医学書院，2002（ISBN:4260332473）

5.成績評価方法

定期試験（50%）、レポート（50%）

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

事例研究を通じて、リスクマネジメントを理解できるように工夫しています。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

理学療法実施時に生じるインシデント等の法的責任と患者の全身状態の急変についての対処を理解しましょう。