ソーシャルワーク論Ⅱ

健康科学部社会福祉学科

授業科目 ソーシャルワーク論Ⅱ
科目概要・形式 4単位 60時間 選択 配当年次 2年通年
科目責任者
工藤 英明

担当者 工藤 英明

1.科目のねらい・目標

 ソーシャルワークは社会福祉援助実践の体系であり、様々な周辺領域の知見をも含んだものである。ここでは、ソーシャルワーク論Ⅰの学習を振り返りながら、今日のソーシャルワーク実践枠組みであるケアマネジメントと関連させながらその展開・過程、方法、課題などを理解することを目的とする。

2.授業計画・内容

 1. 相談援助の意義と方法
 2. ケアマネジメントとソーシャルワーク  
 3. ケアマネジメントの背景と基本視点    
 4. ケアマネジメントの機能
 5. ケアマネージャーの役割と機能、権利擁護    
 6. ケアマネジメントとサポートネットワーク
 7. フォーマルケアとインフォーマルケア
 8. 相談援助の具体的展開、過程と実際
 9. 受理面接(インテーク)の意義と方法、留意点
 10. インテーク面接の実際
 11. 事前評価(アセスメント)の意義と方法
 12. 事前評価(アセスメント)の実際と留意点
 13. 支援計画(プランニング)の意義と方法、留意点
 14. 支援計画(プランニング)における支援方針・内容の説明・同意
 15. 支援計画(プランニング)における支援方針・内容の説明・同意の実際
 16. 居宅サービス計画の意義と方法
 17. 施設サービス計画の意義と方法
 18. 介護予防サービス計画の意義と方法
 19. サービス利用計画の実際
 20. 支援の実施 支援の方法、連絡調整、実際
 21. 経過観察(モニタリング)と評価の意義と目的、方法、実際
 22. アフターケアの目的と方法
 23. 相談援助における援助関係
 24. 援助関係の意義と方法
 25. 援助関係の形成におけるコミュニケーションとラポール、自己覚知
 26. 相談援助のための面接技術、事例検討と分析
 27. 相談援助のための面接スキルの意義と目的
 28. 相談援助のための面接スキルの活用と実際
 29~30. 事例検討と分析

3.教科書

社会福祉士養成講座編集委員会『新・社会福祉士養成講座7「相談援助の理論と方法Ⅰ」第3版』.中央法規.2015.
ISBN978-4-8058-5103-6 ※ソーシャルワーク論Ⅰと同様のテキストです。
その他必要な資料は随時配布します。

4.参考書

岡田進一著「ケアマネジメント原論」ワールドプランニング.2011.ISBN978-4-86351-038-8
バーバラ・J・ホルト著.白澤政和監訳「相談援助職のためのケースマネジメント入門」中央法規.2005.ISBN4-8058-2522-7
渡部律子著「高齢者相談における相談面接の理論と実際」第2版.医歯薬出版株式会社.2011.ISBN978-263-71944-2

5.成績評価方法

出席状況(20%.欠席・遅刻による減点法。もちろん2/3以上の出席がない場合評価対象としません。)、レポート(20%)、試験(60%)で評価する。追再試験はレポートによる。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

毎回リアクションペーパーを用い、前回の講義内容を振り返りながら進めます。 
学生さんの評価に基づき改善を工夫します。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

 特になし。

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