精神保健

健康科学部社会福祉学科

授業科目 精神保健
科目概要・形式 4単位・60時間 選択 配当年次 3年 通年
科目責任者 大山博史 担当者 大山博史

1.科目のねらい・目標

こころの健康を保持・増進させるために必要な基礎知識を学ぶ。ライフサイクルに応じた心理的特徴とリスクを理解し、また、精神保健における個別の課題の特徴と現状を把握する。本講義を通じて、家庭、学校、職場、地域のそれぞれにおいて、こころの健康に関わる課題を知り、その解決に向けた活動のアプローチを学習する。

2.授業計画・内容

1.精神保健の基礎知識
 1)精神保健の概要(第1回)
 2)精神保健の意義と課題(第2回)
2.ライフサイクルからみた精神保健
 1)胎児期および乳幼児期の精神保健(第3回)
 2)学童期の精神保健(第4,5回)
 3)思春期の精神保健(第6,7回)
 4)青年期の精神保健(第8,9回)
 5)成人期の精神保健(第10,11回)
 6)老年期の精神保健(第12,13回)
3.精神保健における個別課題への取り組み
 1)精神障害者対策(第14回)
 2)老人性痴呆疾患対策(第15回)
 3)アルコール関連問題対策(第16回)
 4)薬物乱用防止対策(第17回)
 5)その他の地域精神保健対策
  ①思春期精神保健対策(第18回)
  ②自殺とその予防(第19回)
  ③ターミナルケアと精神保健(第20回)
 6)精神保健に関する調査研究(第21回)
4.精神保健活動の実際
 1)家庭における精神保健(第22回)
 2)学校における精神保健(第23回)
 3)職場における精神保健(第24回)
 4)地域における精神保健(第25回)
5.地域保健と精神保健
 1)地域保健施策の概要(第26回)
 2)精神保健施策の概要(第27回)
6.世界の精神保健
 1)世界的にみた精神神経疾患の疫学(第28回)
 2)世界の精神医療サービスと精神病院(第29回)
 3)世界的にみた精神保健の流れ(第30回)

3.教科書

精神保健福祉士養成セミナー/第2巻 精神保健学―精神保健の課題と支援.編集 精神保健福祉士養成セミナー編集委員会.へるす出版.ISBN 978-4-89269-905-4

4.参考書

医療・保健・福祉の連携による高齢者自殺予防マニュアル.大山博史 編.診断と治療社.2003.
新版 生涯発達心理学:エリクソンによる人間の一生とその可能性.福富護訳(B.ニューマン&P.ニューマン著).川島書店.1988.

5.成績評価方法

筆記試験による評価

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

事例を豊富に交えて説明する。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

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