ソーシャルワーク実習

健康科学部 社会福祉学科

授業科目 ソーシャルワーク実習
科目概要・形式 4単位 180時間 選択 配当年次 3年通年
科目責任者 杉山克己 担当者 杉山克己、児玉寛子、齋藤史彦、西村愛、工藤英明、村田隆史、加賀谷真紀、種市寛子

1.科目のねらい・目標

1.学内で学んだ社会福祉全体の専門知識、技術を検証しながら、学生個々人の関心領域の現場体験を通して、社会福祉専門職(ソーシャルワーカーたる社会福祉士)として必要な実践力を習得する。
2.学生個々人の関心領域に基づいた実践現場における職員の支援活動を通して、基本的な業務内容や職業倫理を身につける。
3.利用者との援助関係を踏まえて、信頼関係の構築、臨機応変に対応する力、観察力・洞察力、説明責任能力などの社会福祉専門職としての自覚を高める。
4.実践現場におけるデイリープログラムや行事、クラブ活動等を通して、利用者の社会関係の拡大、生活の質のあり方などを理解する。
5.関連他専門職あるいは地域の他の支援機関等社会資源との連携やチームワークのあり方をはじめ、相談援助職としての業務内容を理解する。
 なお、本科目はソーシャルワーク実習指導とセットの科目であり、忘れずに両方履修登録すること。また、社会福祉士国家試験受験資格を得るためには必須の実習科目である。

2.授業計画・内容

原則として、各社会福祉施設・機関・団体で、8月2日(水)より9月30日(土)の期間中に、基本的に180時間以上の集中実習を行う。

1)現場体験を通して、社会福祉専門職(社会福祉士)として仕事をする上で必要な「専門的知識」「ソーシャルワーク技術」及び「関連知識」の内容を深める。
2)「専門的知識」、「ソーシャルワーク技術」及び「関連知識」を実際に活用し、相談援助業務に必要となる資質・能力、技術を習得する。
3)具体的な体験や支援活動を、利用者の生活支援を通して、体系立てていくことができる能力を涵養する。
4)関連分野の専門他職種・他機関との関連のあり方やその具体的内容を理解する。
5)利用者やその関係者(家族・親族・友人・近隣等)と援助・支援関係を作る能力や問題解決能力を強める。
6)福祉専門職(社会福祉士)として、職員の就業などに関する規程を学び、組織の一員として業務を計画し、責任を果たす能力を強める。
7)利用者やその関係者、施設・機関・団体・病院等の職員やボランティア等との基本的なコミュニケーションや円滑な人間関係ができる能力を高める。

3.教科書

特に指定しない。

4.参考書

参考図書・文献は適宜、紹介・提示する。

5.成績評価方法

基本的に配属先の評価(7割)を中心に、「ソーシャルワーク実習報告会」での報告内容(1割)、実習限定レポート(2割)をもとに担当者間で協議して決定する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

学生の気づきと自己覚知を促しながら進行する。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

社会福祉士受験資格指定の実習であることより,社会福祉実践者養成を前提とする。それゆえ,基本的な学習態度・学習姿勢・社会人基礎力や社会人としての常識的マナー,ルール等も当然に問われることを自覚すること。これらに不備があれば,実習中断となることもある(あった)。なお,また「社会福祉実習のてびき」や実習計画書などを随時参照すること。

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